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テザリングかモバイルWi-Fiか?お得になる使い方解説

もともとインターネットは自宅やオフィスでの利用が普通でしたが、最近ではタブレットやスマートフォンなど端末の小型化に加え、無線Wi-Fiが整備されてきたこともあり、屋外で利用する人も増えてきています。

学生や社会人の方が、カフェや公園でタブレットやスマートフォンをWi-Fiにつないでインターネットを使っている姿を見るのは、ごく日常的なものになっています。

家の外でインターネットを使用する方法は、大きく分けると二つあります。 ひとつはスマートフォンによるテザリングで、もうひとつはモバイルWi-Fiです。 それぞれの特徴とお得に使うための選び方について解説します。

 

■ テザリングの仕組みとメリット・デメリット

 

① テザリングの仕組み

テザリングとは、スマートフォンなどの携帯電話で利用している電波を使って、他のスマートフォンやノートパソコンなどの端末をインターネットに接続する方法です。

すでに契約している携帯電話を利用するので、簡単に利用できるという特徴があります。

 

② テザリングのメリット

テザリングのメリットは利用までの手間がかからないことです。

まず利用している携帯電話会社でテザリングの利用を申し込みます。料金は基本的に無料です。

Wi-Fi接続するときのパスワード設定は必要ですが、後は携帯電話でテザリングをONにし、インターネットにつなぎたい端末で該当のWi-Fiに接続すれば利用可能になります。

契約が必要なモバイルWi-Fiと比べて、データプランを契約している携帯電話さえあればほとんど手間なしで利用できます。

また、モバイルWi-Fiではモバイルルーターを持ち歩く必要がありますが、人によっては手間と感じるかもしれません。

テザリングであれば、普段使っている携帯電話を利用できるので持ち運びの手間を感じることは少ないでしょう。

 

③ テザリングのデメリット

テザリングの最大のデメリットは、利用する携帯電話で契約しているデータ容量分しか使えないことです。

1ヶ月のデータ容量を超えてしまった場合、通信制限がかかってテザリングはもちろん、携帯電話のモバイル通信の通信速度も著しく遅くなってしまいます。

データ容量を追加購入することもできますが、500MBで1000円などと割高なのでオススメはできません。

そのため、1ヶ月のデータ容量が3GBや5GBと言った比較的少ないデータプランの携帯電話を使う場合は、テザリングはあくまで一時的な手段として考えておいた方が良いです。

日常的にテザリングを使っていると、あっという間に通信制限がかかってしまいます。

また、携帯電話の通信速度は基本的に速いですが、テザリングに使った場合は遅くなります。

大手携帯キャリアの携帯電話を使う場合はあまり問題はありませんが、格安SIMなどはもともとの通信速度が遅いので、テザリングではとても遅く感じることがあるかもしれません。

また、SIMフリー端末と格安SIMの組み合わせの場合、テザリング自体が利用できない場合もあるので注意してください。

 

■ モバイルWi-FIの仕組みとメリット・デメリット

 

① モバイルWi-Fiの仕組み

モバイルWI-FIでは、モバイルルーターという持ち運び可能なインターネット接続機器を利用して、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末をインターネットに接続します。

 

② モバイルWi-Fiのメリット

モバイルWi-Fiのメリットは、一台のモバイルWi-Fiルーターがあれば、携帯電話やノートPC、タブレットなどの複数の端末を同時にインターネットに接続することができることです。

例えば、携帯電話はデータ量の少ない代わりに料金の安い格安SIMを契約し、光回線などの固定インターネット回線は契約せず、モバイルWi-Fiルーターを中心にインターネットを使うようにすれば、合計の通信費はかなり安くなります。

モバイルWi-Fiの月額料金は3,000~4,000円程度と光回線と同じかもっと安く使えます。

また、通信制限も3日で10GBや無制限と、携帯電話のデータプランと比べて条件は非常に良いです。

3日で10GBの場合、10GBを超えると通信制限がかかりますが、携帯電話よりも制限は緩いのでウェブサイトの閲覧くらいなら問題なく行えます。

また、直近の3日間で10GBという制限なので、3日間で使用したデータ量が10GBを下回った時点で制限は解除されます。 携帯電話の場合、通信制限は1ヶ月単位で行われるので、この点モバイルWi-Fiの方が便利です。

オンラインゲームなどのデータ通信量が大きくなるようなインターネット利用をしたり、仕事で使う場合は固定インターネット回線を契約した方が良いですが、インターネットはあまり使わないライトユーザーの方であれば、モバイルWi-FIはオススメです。

十分に主力のインターネット回線として役立ってくれます。

 

③ モバイルWi-Fiのデメリット

大きなデメリットはありませんが、あえて言えば契約期間に縛りがあることです。 多くの場合、2年または3年の契約期間が設定されていて、その間に解約すると1万円~2万円程度の違約金が発生します。

また、メリットのところでも説明しましたが、光回線などの固定インターネット回線と比べると通信速度は遅く、安定性も劣ります。

仕事などで常に高速で安定したインターネットが必要な方にはオススメできません。

 

■ テザリングとモバイルWi-Fi、料金的にはどちらがお得?

結論から言えば、どれくらいの頻度で利用するかによります。

頻繁に使うというのであれば、モバイルWi-Fiの方が料金的にはお得です。

モバイルWi-Fiは定額料金でデータ通信量が3日で10GBや無制限になっているので、データ通信量を気にせずに使えます。

一方、テザリングを無制限に行うためには、携帯電話のデータプランでデータ容量が大きいものを契約する必要があり、毎月の支払い額は大きくなってしまします。

3GBや5GBのデータ容量で頻繁にテザリングを使っていると、あっという間に通信制限がかかってしまいます。

一方、ときどきしか使わないというのであればテザリングの方が安上がりです。

また、光回線を契約している場合も、わざわざモバイルWi-Fiを外でインターネット接続するために契約する必要はないでしょう。

現在では無料Wi-Fiが街の至るところで使われていますし、光回線があれば自宅でWi-Fi環境をつくることもできます。

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