新生活で賃貸の場合!光回線を引く前に注意したい点
「今はモバイルWi-Fiを使っているけど、引っ越しをしたら光回線に変えたい」と思っている方もいるのではないでしょうか。
モバイルWi-Fiも確かに悪くはないのですが、やはりインターネットを良い環境で使いたいのであれば、光回線の方が良いです。
光回線を新しく契約するときには、いくつか気を付けたいことがあります。
下手な契約の仕方をすると損してしまいますし、逆に上手に契約すれば利用料金を大幅に下げることもできます。
最初が肝心なのです。
特にアパートやマンションに引っ越して光回線を申し込むときは、賃貸物件ならではの問題もあります。
賃貸物件ならではの光回線契約時の注意点について解説します。
■ 住んでいるマンションの住所は契約を考えている光回線の対応エリアに入っているか
ほとんどの光回線は対応エリアが決まっており、住んでいる場所によってはエリア外で申し込めないこともあります。
例えば、業界最速の通信速度を誇るNURO光は、限られた地域でしか利用することができません。
具体的には次のとおりです。
関東エリア
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
東海エリア
愛知、静岡、岐阜、三重
関西エリア
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
九州エリア
福岡、佐賀
一目でわかるように、関東、東海、関西の主要エリアと、九州の一部しか対応エリアになっていません。
NURO光は後発の光回線なので、まだまだ利用できるエリアは少ないです。
他社の光回線も同様に住んでいる地域、特に地方では申し込めない可能性があります。
そういった場合はモバイルWI-FIをレンタルするか、CATVなど別のインターネット回線の利用を考える必要があります。
対応エリアであるかどうかは、光回線事業者に問い合わせれば調べることができます。
オンラインショップであれば住所を入力すればすぐに調べられますし、実店舗であれば店員さんに言えば調べてくれます。
ただし、これは賃貸物件に特有の問題なのですが、住所自体は対応エリアであっても、建物の問題で申し込めないことがあります。
実は、アパートやマンションの場合、建物全体で特定のインターネット回線と契約していることがあり、他社の光回線を申し込めないことがあります。
また、回線工事で建物に傷をつけなければいけない場合も、大家さんや管理会社に拒否されてしまうケースがあります。
工事の問題はこれから詳しく説明しますが、最初に大事なことは、現在住んでいる、あるいはこれから引っ越す賃貸物件では、希望する光回線を申し込めるのかどうか、しっかりと確認することです。
■ 光回線の契約には大家さんの許可が必要な場合がある
賃貸物件に住んでいる場合ですが、光回線を新しく契約するときには大家さんの許可が必要にあることがあります。
なぜなら、光回線の導入時には基本的に回線工事が必要になるからです。
回線工事では、建物の構造によっては壁に穴を開けたり、外壁にビスを留めたりする工程が必要になってきます。
賃貸物件は大家さんの資産なので、事前に許可が必要になるわけです。
光回線の申し込み後に大家さんに工事の実施を断られたなんてことになると、キャンセル料金が発生する可能性もあります。
そうならないために、必ず光回線の申し込み前に確認し、工事の許可を取るようにしてください。
大家さんが許可をくれなかった場合には、モバイルWi-Fiを契約するか、その建物に初めから導入されているインターネット回線を使うしかありません。
■ 携帯電話料金が安くなる「セット割」が使える光回線を探すこと
最後に、光回線を選ぶときの最も重要な基準について説明します。
多くの方は、光回線を契約する前から携帯電話を持っていると思います。
光回線には「セット割」という割引制度があり、提携している事業者の光回線と携帯電話を一緒に持つことで、携帯電話料金が割引になります。
例えば、先ほど例に出したNURO光の場合は、NURO光でんわを申し込み、ソフトバンク携帯を使っている場合、「おうち割 光セット」によって携帯電話料金が安くなります。
「おうち割り 光セット」の詳細は次のとおりです。
① NURO光の契約を個人で行っている
② 契約者もしくはその家族が持つソフトバンク携帯を登録
③ NURO光1契約につき、最大で10台の携帯電話回線を登録可能
④ 登録された携帯電話の定額パケット使用料金がそれぞれ毎月1000円割引になる
電話料金が毎月1000円安くなるのでかなりお得ですね。契約者の家族の方も対象となるので、家族で申し込めば光回線の利用料金を実質0円にすることも可能です。
NURO光だけではなく、auひかりはau携帯、ドコモ光はドコモ携帯とセットにするとセット割による割引を受けられます。
また、他にも携帯電話会社の光回線以外にもセット割が使えるものはたくさんあります。
光回線を契約する場合は、このようにセット割の使えるものを探すのが基本です。
賃貸物件の場合、回線工事の問題などで好きな光回線を導入することが難しいこともありますが、可能であればセット割が適用されるものを契約してください。