自宅に光回線を引いてるなら、SIMなしタブレットがおススメ!!
かつては、一般の方がインターネットに接続して日常的に使うものと言えば、パソコンと携帯電話が中心でした。 しかし、現在では、これら二つに加えてタブレットを持つ人も増えているのではないでしょうか。
タブレットは基本的にスマートフォンと同じものとして使えますが、画面が大きい分ノートパソコンのようにも使えます。タブレット用のキーボードやマウスもあります。
さらにノートパソコンよりも小さいので、持ち運びがとても楽です。 そんなタブレットの問題は、インターネットの接続をどうするのかということです。
■ タブレットをインターネットに接続する二つの方法
タブレットをインターネットに接続する方法は二つあります。
ひとつは携帯ショップに言って通信回線を契約することです。
携帯電話と同じように、端末の購入と通信回線の契約がセットになったプランもあります。
ふたつめは、端末だけ購入し、インターネットにはWi-Fiを使って接続する方法です。
どちらの方法が良いのか絶対的な答えはありませんが、基本的にはWi-Fiを使って接続する方法がオススメです。
その理由は後で説明するとして、まずは通信回線を契約してネットに接続する方法のメリットとデメリットを見てみましょう。
■ 通信回線を契約してタブレットをインターネットに接続する方法のメリットとデメリット
最初にメリットから説明します。
まず、一つ目の利点は端末を安く購入できる可能性があることです。
携帯ショップなどで端末の購入と通信回線の契約を同時に行うと、携帯電話と同じように端末が割引されることが多いです。
タブレットの端末は安価なものもありますが、やはり人気の高い最新機種は相応の価格がします。
二つ目は、通信回線を契約しておけばどこでもインターネットに接続することができることです。Wi-Fiを使う場合は、当然Wi-Fi環境のあるエリアでないとネットには接続できません。
また、Wi-Fiの場合、通信の安定性に問題があることもありますが、携帯キャリアの通信回線の場合はよほどの僻地でない限り、通信に問題があることは稀です。
次にデメリットですが、最大の問題は毎月月額料金が発生することです。
料金はデータプランによって決まりますが、安くて月額5000円弱、高い場合には1万円となります。
タブレットのみ通信回線を契約しているのであればまだ良いですが、インターネットや携帯電話でも通信回線を契約している場合、トータルの通信費はかなり高くなります。
また、携帯会社の通信回線では、毎月利用できるデータ量に上限があります。
最もデータ量の少ないプランは1GB、最も多いプランは30GBです。
1GBでも月額料金は5000円弱なので、正直に言って契約する価値はありません。30GBならデータ量は十分ですが、月額料金が10000円となりかなり負担が大きくなります。
また、毎月のデータ量を超えると通信制限がかかり、ウェブサイトを開くのに何秒もかかるほど通信が遅くなってしまいます。
最後に、携帯会社での通信回線の契約は、2年縛りのような契約期間の縛りがあります。契約期間中に解約すると、1万円程度の違約金が発生してしまいます。
■ Wi-Fiでタブレットをインターネットに接続するメリットとデメリット
Wi-Fiでタブレットをインターネットに接続する方法のメリットは、携帯キャリアで通信回線を契約してネット接続する方法のデメリットを解消するものとなります。
つまり、次の二つがメリットです。
① 月額料金がかからない
② データ量の上限がない
Wi-Fiを利用する場合、すでに用意されているWi-Fiを利用することになります。
そのため、インターネット通信のために料金を支払うことはありません。
金銭的なコストがかからないのが最大のメリットです。
また、基本的にデータ量の上限がないので、通信制限を心配せずにインターネットを使うことができます。
一方、デメリットとしては利用するWi-Fiによっては通信速度が遅かったり、通信が安定しないリスクがあることが挙げられます。
また、パスワードなしで利用できる無料Wi-Fiの場合、セキュリティー面のリスクも大きくなります。 安全性の低いWi-Fiを使う場合は、IDとパスワードや、クレジットカード情報の入力は避ける必要があります。
■ タブレットをWi-Fiでインターネットに接続する方法
タブレットをWi-FIでインターネットに接続する方法はいくつかありますが、特に以下の3つが中心となります。
① 光回線のWi-Fi接続を使う
② 無料Wi-Fiを使う
③ モバイルWi-Fiを使う
① 光回線のWi-Fi接続を使う
光回線は固定インターネット回線ですが、無線ルーターを使えばWi-Fiをとばすこともできます。 自宅でWi-Fi環境をつくれば、タブレットをインターネットに接続できます。
光回線なのでデータ通信量の上限もなく、しかも通信環境も良好です。 光回線を契約している場合は、わざわざタブレットで通信回線を契約しなくても、自宅ではネット接続できます。
もちろん、光回線に限らず、ADSLやCATVなどの固定インターネット回線でも、無線ルーターを用意すれば同様にできます。
② 無料Wi-Fiを使う
日本は海外と比べて、公共の場や喫茶店などにおける無料Wi-Fiの整備は遅れていました。 ですが、最近では急速に導入が進んでおり、街のさまざまな場所で無料Wi-FIに接続することができます。
通信環境の問題やセキュリティー上の問題があることもありますが、全体的に見れば安心して便利に使うことができます。
自宅では光回線のWi-FI、外出先では無料Wi-FIを使うようにすれば、わざわざタブレットで通信回線を契約する必要はありません。
③ モバイルWi-Fiを使う
自宅に固定回線を引かないという場合、モバイルWi-Fiを使うという選択肢もあります。
モバイルWi-FIなら持ち運び可能なので、自宅だけでなく外出先でもタブレットをインターネットに接続できます。
欠点としては、光回線に比べると通信速度が遅く、安定性も低いことと、3日で10GBなどの通信制限があることです。
ただ、一般的なインターネット利用であれば通信環境は十分に満足できるものですし、通信制限に関しても携帯会社のものよりは緩いです。
10GBを超えても、日数が経って直近の3日間で10GB以下になれば通信制限は解除されますし、仮に制限がかかっても夜の一定時間のみです。
また、ろくにウェブサイトも開けないほど遅くなるわけではありません。
そこまでインターネットを使う時間は長くないけど、ネット環境が必要というライトユーザーの方には、モバイルWi-Fiが良い選択肢となります。
■ まとめ―タブレットだけ持つ場合以外はWi-FIの利用がオススメ
固定のインターネット回線やモバイルWi-FIを契約せず、携帯電話も持たないか格安SIMという方であれば、タブレットで通信回線を契約するのはありです。
タブレットがインターネット利用の中心になりますからね。
それ以外のケース、光回線やモバイルWi-Fiを契約していて、しかも携帯電話も通信回線を契約しているのであれば、タブレットはWi-Fiで使うことをオススメします。