学生、新社会人の光回線の選び方に要注意!知っておきたい選び方
インターネット回線、特に光回線を契約してすぐに解約してしまうと、利用者はかなり大きな金額を負担しなければいけなくなる可能性が高いです。
短期解約の違約金もあれば、光回線導入のための工事費の支払いもあるからです。
一方、多くの人にとってインターネットは不可欠なものなので、不満を抱えたまま光回線を使い続けるのもつらいものがあります。
したがって契約する光回線の選択は慎重に行う必要がありますが、選択に失敗してしまいやすい時期があります。 それは、学生や新社会人の方が新しい生活を始める時期です。 新生活を始める方が特に失敗してしまいやすい、誤った光回線の契約方法をご紹介します。
■ 忙しいからと言って、焦って光回線を契約すると後で後悔する可能性が高い
4月になって新年度が始まり、新しい生活を始めた学生や社会人の方も多いと思います。
そろそろ引っ越しもひと段落していると思いますが、まだまだ完全には引っ越し作業が終わっていないという方も多いでしょう。
インターネットの契約は、引っ越しの中でもかなり大変なものになります。
たくさんあるインターネット回線の中から自分に最適なものを選ぶ必要がありますし、契約から回線工事の予約、工事の立ち会い、そしてインターネットの開通と手続き面でも大変です。
しかも、インターネット回線を一度契約してしまうと、気に入らなくて解約しようと思ってもすぐには解約しづらいケースが多いです。
短期解約すると違約金も発生しますし、回線工事費の支払いもあります。すぐに解約すると、利用者の負担がとても大きくなるのです。
その一方で、引っ越しをするときは何かと慌ただしく、よく十分に検討できないままインターネットを契約してしまうことも多いです。
新生活を始めるときに多い、後で後悔する可能性の高い、誤った光回線の契約について解説します。
■ こんな光回線の契約方法は後悔する確率が高い!
① 新居の契約時に不動産会社やマンションの案内経由で光回線を契約する
不動産屋で新居を契約したとき、インターネット回線の契約を同時に勧められるケースは結構あります。
また、不動産の契約時には案内がなくても、マンションの郵便ポストや案内板に光回線の契約を勧めるチラシがあることがあります。
結論から言えば、不動産会社やマンションの案内から光回線を契約するのはやめた方が良いです。
ほとんどの場合、契約できる光回線はひとつだけなので、携帯電話料金が割引になるセット割が適用される光回線を契約できるとは限りません。
また、不動産会社の利益が上乗せされる分、キャッシュバックなどの条件もオンラインショップなどと比べると劣ることが多いです。
さらに言えば、マンションでは一本の光ファイバーケーブルを各部屋で共有する方式でインターネットを利用する形が多いです。
この場合、通信速度が遅かったり、通信が不安定になったりと、満足できる状況でネットが使えない可能性が高くなります。これで高いお金をとられるのは嫌ですね。
なお、最近では契約なし、かつ無料でインターネットが利用できる物件も増えています。このようなケースであれば、多少通信状況が悪くても使う価値はあります。
② 家電量販店で光回線を契約する
引っ越しをして新生活を始める場合、家電や家具を購入するために家電量販店に行くことが多いでしょう。
家電量販店では光回線の契約も扱っているので、引っ越しで家電を買っていると言うと、光回線の契約も勧められます。
確かに、家電量販店で光回線を契約すると、キャッシュバックを貰えたり、他の家電を買うと割引になったりします。
一見条件が良いように思えるかもしれませんが、実は注意が必要なのです。
数年前までは家電量販店で光回線を契約すると、かなり良い条件でキャッシュバックを貰えたりしていたのですが、今では条件が悪くなっています。
家電が割引になるとは言っても、オンラインショップや公式販売代理店で契約してキャッシュバックを貰った方がずっとお得なケースが多いです。
家電量販店は店の家賃やスタッフの人件費が多い分、オンラインショップと比べると店側の取り分を多くしなければいけないのも条件が悪い理由の一つです。
一昔前なら家電量販店で光回線を契約するのはオススメでしたが、2019年では状況が変わっていることに注意してください。
③ 携帯電話ショップで光回線を契約する
auひかりやソフトバンク光、ドコモ光など、携帯電話会社が提供する光回線はたくさんあります。
携帯電話の乗り換えや新規契約で携帯電話ショップに行くと、各社の光回線の契約を勧められます。
確かに、携帯電話の乗り換えと同時に光回線を契約する場合は、セット割による割引もありますし、貰えるキャッシュバックの金額が大きくなるなどのメリットがあります。
携帯電話の乗り換えと同時であれば、携帯ショップで光回線を契約するのはありです。
ただ、携帯電話ショップで光回線だけを契約する場合は、オンラインショップや公式販売代理店で契約するよりも条件は悪くなります。
携帯電話会社のショップに行って光回線だけを契約するくらいなら、オンラインショップで光回線を契約した方がずっとお得です。
④ 勧誘販売や訪問販売から光回線を契約する
最近の方で、電話での勧誘販売や訪問販売から何かを契約しようという方は少ないと思います。ですが、意外にも光回線の営業では、電話での勧誘販売や訪問販売は多くなっています。
まず、電話での勧誘にしろ、訪問販売にしろ、口頭での説明が中心になります。
光回線の契約はそれなりに複雑なので、多少知識がある方でも、口頭で説明されると全てを把握することは難しいです。
特に、キャッシュバックの付与条件や有料オプションの加入など、しっかりと確認が必要な項目に関しては、意図的に説明を省いてくる可能性もあります。
光回線の契約はある程度資料を読み込んで、じっくりと考えて行うのが基本です。
電話や訪問での営業では、こちらに考える暇を与えてくれませんし、契約内容をちゃんと把握することは難しいです。
オンラインショップや公式販売代理店でもっと良い条件で契約できるのに、わざわざ電話での勧誘販売や訪問販売で光回線を契約する必要はないでしょう。
⑤ 大学生協で光回線を契約する
意外に思われるかもしれませんが、大学生協で光回線を契約すると割高になります。
大学新入生の方なんかは、大学生協が勧めるからと安心して契約してしまうケースがあるかもしれませんが、オンラインショップなどで契約した方が普通にお得です。
大学生協の場合、キャッシュバックもありませんし、携帯電話料金が割引になるセット割もありません。また、月額料金も主要な光回線に比べて割高です。
その理由は、大学生協で契約できる光回線は「大学生協ひかり」だからです。
特別メリットのあるわけではない大学生協ひかりを契約するくらいなら、NURO光やauひかり、光コラボなどのメジャーな光回線を契約した方が良いですね。