放置してない？光回線を見直すタイミングと見直し方

インターネットを契約するとき、どの販売代理店でどの光回線を契約するのか、真剣に考える人は多いと思います。

どこの業者の工事費が安いか、どこの業者のキャッシュバックキャンペーンが手厚いのか、利益を最大化するためにいろいろな店舗で光回線を吟味するでしょう。

ところが、契約時にはよく考えて契約するものの、一度契約した後は放置してしまう人が多いようです。何年も同じ光回線を使い続けていると、実は損をしてしまっている可能性があります。

ある程度の年数使った後は、他の光回線に乗り換えた方がお得になることが多いのです。今回は光回線の契約を見直し、乗り換えるタイミングについて解説します。

■契約してから2年後が乗り換えを考えるタイミング

乗り換えを検討する前に、まず自分の契約状況を確認しましょう。

光回線の契約期間は2年となっていることが多いです。いわゆる最低利用期間ですね。

この期間中にも解約は可能ですが、解約した場合は違約金として10,000円ほど発生してしまいます。

また、違約金以上に注意が必要なのは工事費の残額の支払い。

光回線の利用を開始する際には、ほとんどの場合に回線工事が必要となります。また、工事費は有料で、支払い額は光回線によって異なりますが、1万円から4万円と結構負担は大きくなっています。

工事費の支払いは分割払いとなりますが、嬉しいことに多くの光回線で工事費無料キャンペーンを実施しています。

無料キャンペーンでは、毎月分割払い額と同額の割引が適用されます。つまり、分割払いが終わる期間、光回線を使い続けていれば、工事費は最終的に無料になるわけです。

ですが、無料キャンペーンは光回線を解約すると適用が終わってしまいます。解約時に工事費の支払いが残っている場合は、残額をすべて支払わなければいけません。

工事費の分割払い期間は2年となっていることが多いです(戸建てタイプなどでは2年以上の期間となっていることもあります)。

ですので、2年以内に解約してしまうと、違約金と工事費の残額の支払いで、それなりの負担になってしまうわけです。

逆に言えば、契約から2年経過したときというのは、光回線を乗り換えるのに最適な時期と言えます。

2年の契約期間を終えた次の1カ月間は更新月と言われます。

この期間であれば、解約しても違約金は発生しません。また、工事費の分割払いも終わっているケースが多いので、最も負担なく解約できます。

更新月の1ヶ月が終わると、また新しい2年間の契約期間が始まります。この期間中に解約すると再度違約金が発生しますが、工事費の支払いが終わっていれば、工事費の支払いはありません。

繰り返しになりますが、最もお得に光回線を解約できるのは、契約から2年経った後の更新月です。乗り換える場合は更新月を狙うようにしましょう。

とは言え、更新月はまだだけど今すぐ乗り換えたいと言う方もいると思います。

実は、回線業者の中には違約金を負担してくれる業者もおります。

例えば、auひかりであれば最大3万円まで負担してくれる「乗り換えサポート」、ソフトバンク光であれば、「あんしん乗り換えキャンペーン」という最大10万円まで負担してくれるサービスがあります。

ただし、このサービスを利用するには36ヶ月の最低契約期間で利用するといった一定の条件があるので、契約内容をよく理解してから契約するようにしましょう。

それでは、光回線を乗り換えると実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず、ルーターなどのインターネット接続機器が新しくなるという利点があります。

昔契約した光回線をずっと放置していた場合、ルーターなどはずっと古いままです。

最新の光回線に乗り換えた場合、その都度新しい機器に変わるので、最新のものを使えるようになります。接続機器が新しくなると、回線速度も早くなる可能性も高いです。

二つ目のメリットは利用料金が安くなること。

最近の光回線は、キャッシュバックやスマホ割などの割引キャンペーンが充実しています。ですので、乗り換えて契約すると正味の月額料金は3000～4000円代となります。

昔から使っている光回線の月額料金が5000円を超えているような場合は、乗り換えてしまった方がお得ですよね。特に、スマホ割に対応している光回線に乗り換えることは重要です。

スマホ割が適用されれば、2年の間、毎月500円から2000円の割引を受けられます(最も多い割引額は1000円)。昔の光回線にはこのようなスマホ割はなかったので、スマホ割が適用される光回線に乗り換えるだけで、毎月の支払料金が1000円安くなります。