家電量販店で光回線を契約するメリットとデメリット

家電量販店で家電を見ていると、「いま光回線に加入するとノートパソコンが0円になる！」というようなキャンペーンを目にしたことはないでしょうか。

一見するとものすごくお得な気もします。

ですが、家電量販店で光回線を契約する場合、このような家電とセットになったキャンペーンには気を付けなければいけません。

家電が無料になったり、安くなったりするからと言って下手に契約をすると、逆に損をしてしまうケースもあるからです。 今回は契約時の注意点も含めて、家電量販店で光回線を契約するメリットやデメリットについて説明します。

■　家電量販店で光回線を契約するメリット

インターネット初心者の方であれば、家電量販店で光回線を契約するのは決して悪い考えではありません。

というのも、お店のスタッフが丁寧に仕組みを説明してくれたり、セキュリティソフトやモバイルルーターなど、インターネットの利用時に役立つオプションを勧めてくれたりするからです。

実店舗であれば、分からないことがあったときに、その場で店員さんに確認することもできます。 また、光回線を契約するときに、他の家電が安くなったり、無料で貰えたりすることもあります。

とは言え、これはあくまで良心的なお店で光回線を契約する場合の話です。

残念ながら、一部の店舗の中には、売り上げのためにお客さんが不利になるような契約を勧めてくる店もあります。 この点は、初心者の方は十分に注意しなければいけません。

■　家電量販店で光回線を契約するデメリット

最初に書いた通り、家電量販店では「光回線を契約すると家電が～円割引になります」とか、「プレイステーション4を無料でプレゼント」というような、家電が安くなったり無料になったりするようなキャンペーンを行っています。

例えば、ある光回線を契約するとプレイステーション4やWiiなどのゲーム機が無料で貰えるとしましょう。

普通に購入した場合、プレイステーション4は4万円程度、Wiiで2万円程度になります。 数万円するゲーム機が無料で貰えるのはかなりお得な気がしますよね。

ですが、悪質なお店ではここに罠が潜んでいます。

ゲーム機が無料で貰える代わりに、他のお店で契約する場合よりも貰えるキャッシュバック額が減ったり、有料オプションの加入が条件となったりしていることがあるのです。

例えば、ゲーム機のプレゼントはないけどキャッシュバックが4万円貰える光回線と、無料でゲーム機を貰えるけど、キャッシュバックはなし、有料オプション1万円分の加入が必要な光回線の契約を考えてみましょう。

前者はキャッシュバックの4万円がまるまる利益になります。

一方、後者はプレイステーション4を貰えるので4万円得したことになりますが、有料オプション料金の1万円分がマイナスになるので、正味の利益は3万円です。

これだと、4万円のキャッシュバックを貰って、それでプレイステーション4を買った方がお得ですよね。 家電量販店の光回線と家電の割引・無料プレゼントを組み合わせたキャンペーンに関しては、場合によっては他のお店で普通に光回線を契約した方がお得なこともあります。

ですので、そのキャンペーンが本当にお得なのかどうかは、しっかりと吟味するようにしてください。

家電量販店は光回線の契約を取ることで、回線事業者から販売代行手数料をもらっています。その手数料の一部は販売促進や顧客還元のために使われ、キャッシュバックなどの形でお客さんに分配されます。

ところが、一部のあまり良質ではないお店では、店の利益をなるべく多く確保するため、一見お得だけど実はお客さんにとって損となるようなキャンペーンを実施しています。

初心者の方がそのようなお店に行ってしまうと、鴨にされてしまうリスクがあります。

家電量販店は店員さんがいる分、疑問に親切に答えて貰えたり、役立つオプションを勧めてくれます。

良心的なお店ならインターネット初心者の方にとって本当に心強い存在です。

ですが、中には「罠」のようなキャンペーンを勧めてきたり、本当はお客さんに必要のないオプションであっても売り込んでくる悪質な家電量販店もあります。

そのようなお店の場合は契約せず、適当な理由をつけてすぐに立ち去ることをオススメします。

重要なのは、キャッシュバックの相場を知ること。

相場と比べてキャッシュバック金額がどれだけ多いか・少ないかを判断できれば、お得ではないキャンペーンに引っかかる可能性は減ります。

キャッシュバックの相場はインターネットのウェブショップで調べられます。 特に、公式のオンラインショップや販売代理店で提示されているキャッシュバック額は、一種の相場額と考えて良いです。

■　少し頑張ってオンラインショップで光回線を契約してみるのも悪くない

実は、光回線の契約で最もお得になる可能性が高いのは、オンラインショップでの契約です。

実店舗ではお店の家賃やスタッフの人件費など、さまざまなコストがかかっています。

そのため、一部のお店では利益を大きくするために罠のようなキャッシュバックキャンペーンを実施したりするわけですね。

一方、オンラインショップでは家賃や人件費などのコストは不要です。

もちろん、ウェブサイトの開設や保守・管理のためにコストはかかりますが、実店舗と比べると安くなります。

そのため、キャッシュバックの条件などが実店舗と比べて良くなりやすいんですね。

また、店員さんから口頭で契約内容やキャッシュバックキャンペーンについて説明を受けると、よく理解できないまま契約が進んでしまう可能性があります。

ですが、ウェブサイトなら必要に応じて何度も契約条件などを確認することができます。じっくり考えられるので、不利なキャンペーンに申し込む可能性は減ります。