気を付けたい!インターネット詐欺の手法はこれ!!
インターネットの黎明期からインターネットを使った詐欺は存在していました。
今やインターネットを利用するのは誰にとっても当たり前のこととなっていますが、インターネット詐欺もそれに応じて進化しています。
明らかな詐欺と分かるものもあれば、ちょっと注意していないと引っかかってしまうような巧妙なものまで、ネット上には無数の詐欺が存在しています。
詐欺に引っかからないため、インターネットの詐欺で定番の手口について解説します。
■ まず気を付けたい―インターネット詐欺のよくある手法
最も多いのは、個人情報とクレジットカード情報を入力させる手法です。
これらの情報を詐欺グループに渡してしまうと、クレジットカードを不正利用されてしまい、限度額一杯まで使われてしまうことになります。
もちろん、明らかに不正利用されたことが分かれば、クレジットカード会社でも請求を止めてくれるなどの対策は取ってくれます。
ですが、請求を止められたとしても、クレジットカードの再発行が必要になるなど、何かと手間がかかることになります。
それに、詐欺グループが不正利用と分からないように小分けにしてクレジットカードを使ったりすれば、不正と証明するのに手間がかかることもあります。
クレジットカード情報を盗み取る詐欺に引っかかると、とにかく面倒なことになってしまいます。
それでは、どのようにしてク レジットカード情報を盗み出すのでしょうか。
代表的には、以下の3つの手口がよく用いられています。
● クレジットカード情報を盗み出す詐欺の手口①―有名サイトを偽装する
普通であれば、怪しいウェブサイトやメールのダイレクトリンクにクレジットカード情報を入力したりはしませんよね。 ですが、その心理を逆手に取られて、amazonやapple、yahoo、楽天などの有名企業を装ったメールが送られてくることがあります。
これらの大企業はいずれも通販サイトを運営しており、とても有名なので利用したことがある人は多いでしょう。
例えば、amazonで日常的に買い物をするという方は多いはずです。 ですので、これらの会社を装った割引セールなどのダイレクトメールが届けば、思わずリンクをクリックしてしまう可能性はあります。
そして、開いた偽のウェブサイトで個人情報とカード情報の入力を求められるわけです。
● クレジットカード情報を盗み出す詐欺の手口②―不正アプリをダウンロードさせる
偽のウェブサイト上でカード情報を直接入力させる他には、不正アプリをスマホやタブレットにダウンロードさせるという手口があります。
この手法も基本的には詐欺メールから始まります。
メールの内容はさまざまですが、カードの発行状況を知らせるメールであったり、数万円のギフト券のプレゼントであったり、荷物の配送状況の通知であったりします。
情報確認のためにアプリの利用を勧め、不正アプリをダウンロードさせてしまいます。
そして、不正アプリに個人情報やクレジットカード情報を入力させたり、端末に含まれている個人情報を盗み出したりさせるわけです。
仮にアプリに重要な情報を入力しなければ問題がなかったとしても、詐欺グループの不正アプリを自分のスマホやタブレットに入れているというのは非常に気持ち悪いですね。
当たり前ですが、不正なアプリはダウンロードしないのが一番です。
この手口のやっかいなところは、クレジットカードを申し込んだり、通販サイトで何かを購入したりした後だと、気が付かずに詐欺メールの指示のままに動いてしまう可能性もあることです。
身に覚えがなければ詐欺メールだとすぐに気が付きますが、タイミングによってはうっかり引っかかってしまう可能性もあるので、自分がよく利用しているサイトや企業からのメールであっても十分に注意するようにしましょう。
● クレジットカード情報を盗み出す詐欺の手口③―ウイルス感染やサイトへの会員登録を偽装
これはメールではなく、特定の詐欺ウェブサイトを開いたときに多いパターンです。
「このパソコンはウイルスに感染しました。サポーセンターに連絡してください」とか、「入会ありがとうございます。~月~日までに入会金をお支払いください。」というようなポップアップが表示されます。
後者の場合には、「期限内にお支払いいただけない場合は民事訴訟を起こします」というメッセージが付いていたり、利用している端末の名称やIPアドレスを表示したりして、不安を煽るようになっています。
ですが、これらのメッセージは単に画面に表示されているだけで、実際にウイルス感染を起こしていたり、勝手にウェブサイトの会員となったりしているわけではありません。
端末の種類やIPアドレスが表示されたとしても、これで個人の名前や住所が特定されているわけではありません。
インターネットの仕組み上、ウェブサイトにアクセスしてきた端末の種類やIPアドレスは簡単にわかるようになっています。
ですので、このパターンは無視をするのが確実です。
無視せずに偽のサポートページや支払いページで個人情報やカード情報を入力してしまうと、相手にクレジットカードの不正利用を許してしまうことになります。
■ インターネット詐欺でクレジットカード情報を盗まれないために
クレジットカード情報を盗むネット詐欺の手口としては、「個人情報・カード情報を入力させること」が最も重要なポイントとなります。
従って、個人情報やカード情報を誤って入力してしまわなければ、基本的には安全です。
コンピューターウイルスの仕込まれたファイルをダウンロードしたりしなければ、何もしていないのにカード情報が盗まれてしまうというのはほとんどありません。
ですので、詐欺ウェブサイトや詐欺メール、不正アプリなどに対してカード情報を入力しないことが絶対に重要になります。
自分がよく使っている通販サイトから割引セールなどの通知が来ても、一度疑ってから利用するようにしましょう。 特に、通常ではあり得ないほど安くなっている場合には注意が必要です。
大手企業では詐欺に利用されないため、メールから直接リンクしたり、アプリをダウンロードさせたりして、クレジットカード情報を入力させるようなことはしていません。
よく利用しているサイトからのメールであっても、普段よりも少しでも違う様子があれば疑う姿勢が大事です。
また、自分が使っていないセキュリティソフト以外からのウイルス感染の警告や、勝手に「会員登録が完了しました」と表示するようなサイトは、ページを閉じて無視するのが一番です。