今更聞けない!光回線が不安定ってどんな状態なの?
光回線が不安定だと快適にインターネットを利用することはできません。 ページの読み込みが遅かったり、頻繁に接続が切れたりすると、ストレスがたまりますよね。
また、オンラインゲームや株、外国為替の取引は、回線が不安定だと死活問題となります。
これから、光回線が不安定になるのにはどのような原因があるのか、分かりやすく説明します。原因が分かれば、しっかりと対策することが可能です。
■ 光回線が不安定になる大きな三つの原因
光回線が不安定になる原因はさまざまですが、大きく分けて3つの原因が考えられます。
① インターネット回線に原因がある ② ネットワークに原因がある ③ パソコンやタブレットなどの端末に原因がある
① インターネット回線に原因がある
まず、インターネット回線そのものに原因があるケースです。
いちばん多いのは、たくさんの人が同時にインターネットを利用し、回線が混雑してしまうことで不安定になることです。
インターネット回線は道路のようなものなので、利用者が増えれば増えるほど混雑し、回線速度が遅くなってしまいます。
特に、マンションの全世帯で一つの回線を共有するタイプでは、この問題が起きやすいです。
また、平日の夜20時から24時など、大勢の人がインターネットを利用する時間帯は混雑する可能性が高くなります。
他にも、モデムが原因となることがあります。 光回線は外部から引き込んだ光ファイバーをモデムに接続し、モデムを仲介してパソコンなどの端末に接続しています。
このモデムの調子が悪いことで、回線が不安定になっているケースもままあります。
② ネットワークに原因がある
インターネット回線そのものに問題はなくても、ネットワークに問題があると回線は不安定になります。 特に、Wi-Fiが不安定な場合はネットワークを疑ってみるとよいでしょう。
Wi-Fiの通信速度が遅くなったり、接続が切れたりする原因はいくつかあります。 まず、公共機関や喫茶店などのフリーWi-Fiで多いのが、利用者が多すぎるという問題です。利用者が多いと回線が混雑し、不安定になります。
また、Wi-Fiの電波の発信源とWi-Fiを利用する端末の間に障害物がある場合も、通信が不安定になることがあります。
他にも、セキュリティーソフトが原因になってWi-Fiが使えなかったり、そもそもパソコンやスマホのWi-Fiの設定がOFFになっていることもあります。
Wi-Fiに問題があるのかどうかを調べる方法は簡単です。
有線LANでインターネットに接続すると問題なく使えるのに、無線だと使えない場合はWi-Fiに問題があるのは明らかですね。 ですので、Wi-Fiで通信が安定しない場合は、まずは有線LANで問題なく使えるか確認してみましょう。
③ パソコンやタブレットなどの端末に原因がある
最後は、端末そのものに問題があるケースです。
昔からずっと同じパソコンを使っていたりすると、端末が問題となって回線が不安定になることがあります。
まず考えられるのがOSが古いこと。 何年も前のOSを使い続けていると、新しい光回線の転送速度に追いつかないことがあります。この場合はOSをバージョンアップすれば解決します。
また、ブラウザのバージョンが古い場合も回線が不安定になることがあります。 それから、「② ネットワークに原因がある」でも少し触れましたが、セキュリティーソフトが原因となって回線速度が遅くなるケースも割と多いです。
特に、複数のセキュリティーソフトを使っている場合は要注意です。
セキュリティーソフトをいくつも使っているとソフトが競合してしまい、処理速度が非常に遅くなることがあります。 現在主流のセキュリティーソフトであれば一つあれば十分なので、複数同時には使わないようにしましょう。
特に後からセキュリティーソフトを導入した場合、最初から端末に入っていたセキュリティーソフトがそのまま作動していることがあります。
忘れずに解除するようにしましょう。
■ 光回線の回線速度は通常は安定している。不安定な場合は原因チェックを!
光回線の技術はどんどん進歩しており、現在であれば光回線そのものが原因で、回線が頻繁に不安定になるということはあまりありません。
日常的に回線が不安定になる場合は、何か他の原因が考えられるため、すぐに調べるようにしましょう。
複数のセキュリティーソフトを使っていたり、ブラウザのバージョンが古かったりというような原因であれば、すぐに対策することができます。
また、公共施設や喫茶店などのWi-Fiが遅い場合は、その場限りの問題なので諦めることができますね。
一方、マンションで大勢の人が同時にインターネットを使う時間帯に不安定になるのは、根本的な解決は難しいかもしれません。引っ越しをするか、自分だけ別にインターネット回線を契約するかなどの対応が必要になるからです。
いずれにせよ、光回線が不安定になるのには原因があります。
分かってみればあっけなく解決できるようなものも多いので、まずは原因調査をするのが基本です。
その際、これまで説明したような原因を疑ってみてください。