光回線の開通まで時間がかかる場合はポケットWifiがオススメ
光回線は現在利用できるインターネット回線の中では最も主流となっています。
回線速度が速く、通信の安定性も抜群。有線接続だけでなく、Wifiも利用可能。さらに、キャッシュバックや携帯電話料金の割引などの割引キャンペーンも充実と、至れり尽くせりのインターネット回線と言えます。
そんな光回線ですが、数少ないデメリットのひとつとして、契約から実際に利用できるようになるまで2週間から4週間かかるという問題があります。
引っ越しした場合など、すぐにインターネットが使えないと不便ですよね。仕事でインターネットが必要な場合は死活問題です。
そんなときにオススメなのがポケットWifiのレンタルです。
■ 光回線の申し込みから利用開始までは2~4週間かかる!
光回線の契約を済ませると、回線工事の予約を行います。
光回線でインターネットを利用する場合、自宅やオフィスに光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要となります。この回線工事はほとんどの場合に必要となるため、避けることは難しいです。
問題は、実際に回線工事が行われるのが、光回線の申し込みから2週間から4週間後になることです。
引っ越しする人が多く、それに伴って光回線の契約が多くなる3月などの繁忙期には、1ヶ月以上待たされることもあります。
その間、当然インターネットを利用することはできません。仕方ないとはいえ、契約を済ませているのにインターネットを使えないのは理不尽な感すらしますよね。
■ 回線工事が行われるまでにインターネットを使う方法
光回線を契約してから回線工事が行われるまでの2~4週間、インターネットを使う代替案はいくつかあります。
① 携帯電話のテザリングを使う
携帯電話のテザリングを使えば、パソコンやタブレットをインターネットに接続することができます。
問題は、携帯電話で契約しているデータ量が少ない場合、すぐにパケットがなくなってしまうこと。1GBや2GBのプランだと、動画を長時間視聴したりすれば、あっという間に通信制限がかかってしまいます。
データ量には気をつける必要がありますが、ときどきネットサーフィンをしたり、メールチェックをするくらいであれば、テザリングでやり過ごすことも十分可能です。
② ポケットWifiを利用する
二つ目の方法はポケットWifiを利用することです。
ポケットWifiはスマホサイズの端末を使い、パソコンやタブレット、携帯電話をインターネットに接続する機器です。
光回線のように利用にあたって回線工事が必要なわけではないので、申し込みをすればすぐに利用できるというメリットがあります。
ポケットWifiを利用するには、①契約して使う方法と②レンタルして使う方法の二つがあります。
回線工事が完了するまでの短期間だけ使う場合は、必ずレンタルして使うようにしてください。
というのも、ポケットWifiを契約して利用すると、ほとんどの場合に2年縛りなどの契約期間の縛りが発生するからです。
そして、契約期間が終わる前に解約すると、利用期間に応じて数千円から2万円程度の違約金がかかります。
数週間から1ヶ月程度で解約すると、違約金を上限値まで支払わなくてはいけないでしょう。
利用料金と違約金を合計すると2万円を超える金額になります。1ヶ月に満たない利用でこの料金はバカらしいですよね。
ポケットWifiをレンタルで利用する場合は、違約金は発生しませんので、実際の利用料金のみの負担となります。
■ レンタルポケットWifiのメリットは?
レンタルポケットWifiはとにかく短期間の利用にとても便利です。
メリットはいくつかありますが、特に次の三点が優れています。
<> ① 違約金が発生しない② 回線速度が速く、通信もそこそこ安定
③ 光回線の中には、工事完了までポケットWifiを無料で貸し出しているものもある
① 違約金が発生しない
これはすでに説明したとおり。ポケットWifiを契約し、短期間で解約した場合には、1万円から2万円の違約金がかかります。
実際、著者もポケットWifiを契約して短期間で解約したことがあります。3ヶ月の利用だったのに、違約金と利用料金で合計3万5000円も支払い、相当損をしてしまいました。
光回線を申し込んでから回線工事が終わるまでの数週間~1ヶ月程度の利用なら、違約金の発生しないレンタルポケットWifiが絶対にお得です。
② 回線速度が速く、通信もそこそこ安定
ポケットWifiと聞くと、回線速度が遅く、通信が不安定なイメージを持っている方もいるかもしれません。
確かに、初期のポケットWifiではそのような問題もあったかもしれません。
ですが、最新のポケットWifiは回線速度も速く、通信も基本的に安定しています。さすがに光回線と同じレベルとはいきませんが、インターネットを快適に使うには十分なスペックはあります。
例えば、回線速度は速いもので最大600から700Mbpsあります。光回線の回線速度は最大1Gbpsが標準なので、その6~7割の速度はあるわけですね。
③ 光回線の中には、工事完了までポケットWifiを貸し出しているものもある
実は、光回線の中には、回線工事が完了するまでの間、ポケットWifiを貸し出してくれるものもあります。
それもレンタル料金が無料の場合も結構あります。例えば、ソフトバンク光は回線工事が終わるまで、無料でポケットWifiを貸し出してくれます。
レンタル料金を支払う必要はありませんし、もちろん違約金の心配をする必要もないですね。
また、Nuro光は無料ではありませんが、1日あたり100円前後の料金でポケットWifiをレンタルしています。
1日100円とすれば、30日利用しても3000円ほどです。これくらいであれば、それほど大きな負担ではありませんよね。
繰り返しになりますが、ポケットWifiを契約して短期間で解約すると、2万円近い違約金がかかります。
数週間から1ヶ月の利用で2万円以上の料金を支払うのは本当に損なので、光回線を申し込んでから回線工事が終わるまでの間ポケットWifiを利用したいなら、必ずレンタルするようにしましょう。