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今さら聞けない?-Wifiについて絶対に知っておきたい基本知識

少し前まで日本でインターネットを使うというと、固定回線を契約して有線LANでパソコンをネットに接続するか、携帯電話を使うのが一般的でした。

Wifiも使われていましたが、どちらかと言えば自宅やオフィスなどのごく限られた空間で使われることが多かったようです。 公共施設やカフェなどにおけるWifiの整備は、諸外国に比べてずっと遅れていました。

ところが、現在では街のいたるところでWifiに接続することができるようになっています。また、モバイルWifiルーターなど、Wifiでインターネットに接続するための機器も利用者が増えています。

今ではさまざまな場所でWifiを使って、パソコンやタブレット、携帯電話をインターネットに接続するのはごく当たり前のことになっています。

ところが、Wifiについて基本的な知識を持っている人はあまり多くはないのではないでしょうか。Wifiの利用が日常的なものになっている今こそ、Wifiについて基本的な事柄を知っておいても損はありません。

 

■ そもそもWifiって何?

まず、そもそもWifiって何なのでしょうか? 何となく、有線LANのようにケーブルで接続するのではなく、電波でインターネットにつなぐものというイメージはあると思います。

実際そのとおりで、Wifiとは、パソコンやタブレット、携帯電話などの機器を、無線でインターネットに接続する技術のことです。

もちろん、インターネットに接続する機器はパソコンや携帯電話だけでなく、プリンターやゲーム機なども含まれます。 これからはIoT(インターネット・オブ・シングス)の時代が来ると言われており、インターネットに接続できる機器はどんどん増えてくるでしょう。

Wifiの意味は分かりました。それでは、Wifiといったい何の略語なのでしょうか? Wifiは、Wireless Fidelityの略語と言われています。Wirelessはワイヤレス、無線のことなので意味は明確ですが、Fidelityは分かりにくいですね。

Fidelityは、「忠誠」とか「忠実」という意味の英語ですが、「無線の忠誠」と聞いてもさっぱり意味が分かりませんね。

それもそのはずで、もともとWifiという響きの良い名前が商標名として先につけられ、名前自体に特に意味はなかったそうです。 それでも、名前に何の意味もないのはまずいということで、後から「Wireless Fidelity」の略語であると決められたのが真相のようです。

 

■ Wifiと無線LANとの違いは?

Wifiが無線でインターネットにつなぐ技術のことであるなら、無線LANの違いは何なのでしょうか? 結論を先に言えば、Wifiは無線LANの規格の一つです。厳密に言えば完全に同一のものではないのですが、Wifi=無線LANと考えても基本的には問題ありません。

ほとんどの場合、両者はほぼ同じものを意味するからです。

ちなみに、LANはLocal Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)の略で、「限定された範囲のネットワーク」を意味します。 自宅であれ、オフィスであれ、または喫茶店や空港であれ、無線LANでインターネットに接続できるのは、限られた範囲だけですよね. ですので、このような名前が付いています。

無線LANとは、無線で接続する限定された範囲のネットワークのことです。

 

■ Wifiを利用する方法

最後にWifiを利用する基本的な方法について解説します。

Wifiを利用する方法としては主に、①インターネット回線を契約して自宅などにWifiを導入する、②公共施設や喫茶店などですでに用意されているWifiを利用する、の二つのパターンがあります。

まず、自宅などにWifiを導入する場合は、インターネット回線の契約が必要となります。 固定回線であれば光回線や電話回線によってインターネットに接続します。基本的には有線LANでインターネットに接続しますが、Wifiルーターを用意すれば無線LAN(つまり、Wifi)を使うことも可能です。

また、固定回線ではなくモバイルWifiルーターを契約する選択肢もあります。 モバイルWifiルーターは持ち運び可能な端末を使ってインターネットに接続するので、自宅だけでなく外出先でもインターネットを利用することができます。

なお、携帯電話でインターネットに接続することもWifiと誤解されることが多いのですが、実は異なります。 携帯電話で使われている4Gや3G回線は、主に携帯電話会社の基地局から電波を受信してインターネットに接続します。携帯電話会社の基地局は日本全国に整備されているため、どこでもインターネットが接続できるのです。

一方、Wifiはルーターなどの接続機器からインターネットにつなぐ端末を離すと利用できなくなります。電波を受信できる範囲は狭く、10m程度と言われています。

Wifiを利用する二つ目の方法は、会社や学校、公共機関や喫茶店、ネットカフェ、空港など、すでにWifiが導入されている場所で利用することです。

この場合、パソコンや携帯電話などの端末で該当するWifiを選べばすぐに利用できるパターンと、Wifiを選んだ上でパスワードを入力しなければ使えないパターンがあります。

後者の方がより安全性が高いのは言うまでもありません。

自分や家族、同じ会社の社員など、ごく少数しか利用しないWifiは安全性が高いと言えます。ですが、公共機関やお店などの不特定多数が利用するWifiはセキュリティーに気を付ける必要があります。

具体的に言えば、通信内容が覗かれてしまうリスクがあるので、通販サイトなどで個人情報やクレジットカード番号などを入力するのは避けるようにしましょう。

以上、簡単にですが、Wifiについての基礎知識をご紹介しました。 Wifiの世界は奥深く、それこそ技術的な話を始めれば話は尽きません。ですが、日常的にWifiを使うだけであれば、最低限今回の内容だけでも知っておけば十分に役立ちます。

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