【インターネットの利用頻度別】一人暮らしの方にオススメのインターネット回線

今や日常生活や仕事に不可欠の存在となったインターネット。 中にはインターネットをまったく使わずに暮らしている方もいらっしゃると思いますが、多くの方にとってインターネットは必要なものです。

そして、自宅でインターネットを使うためには、インターネット回線の契約が必要です。 とは言え、インターネット回線には光回線やADSL、ケーブルTVやモバイルWifiルーターなどさまざまな種類があり、月額料金も異なります。

一人暮らしの方向けに、どのインターネット回線を選べば良いのかまとめました。

■　一人暮らしの方向け―利用頻度別オススメのインターネット回線

インターネット回線を選ぶときにはさまざまな基準がありますが、基準の一つとして一人暮らしか家族と同居しているかがあります。

実は、家族と同居している場合は基本的に光回線などの固定回線がオススメになります。一つ回線を契約すれば、家族全員がインターネットを利用できるため、個別にインターネット回線を契約するよりも圧倒的に月額料金が安くなるからです。

ですが、一人暮らしの場合、固定回線以外にもモバイルWifiルーターという選択肢や、そもそもインターネット回線を契約せずに携帯電話だけで済ますという選択肢もあります。

例えば、一人暮らしでインターネットをほとんど使わないライフスタイルの場合、データ通信量が無制限の代わりに基本料金が高い光回線を契約するとコスパが悪くなります。このような場合には、データ通信量の制限があっても基本料金の安いモバイルWifiルーターや、携帯電話のデータ通信だけで済ました方が安上がりです。

このように、一人暮らしの場合はインターネットの利用頻度に応じたインターネット回線を選ぶことが大切です。

■　一人暮らしのインターネットライトユーザーの方向けのインターネット回線

ライトユーザーというのは、自宅でほとんどインターネットを利用しない方を想定しています。ネットは1日30分以内、使用機器はパソコンではなくスマホがほとんどと言うような方です。

このような方の場合、①インターネット回線は契約せずに携帯電話だけのデータ通信で済ます、または②モバイルWifiルーターと携帯電話の二つを運用する、のどちらかがオススメです。

まず、インターネット回線を契約しない場合ですが、これは携帯電話のデータ通信だけでインターネットを使います。

インターネット回線を契約しないので、当然通信費は携帯電話料金だけになります。1日30分程度の利用であれば、月に3GBか5GBのデータプランで十分。

さらに携帯電話でもほとんどネットを使わないという方であれば、1GBのデータプランや格安SIMにすればさらに通信費を安く抑えることが可能です。

ときにパソコンでインターネットを利用したい場合には、テザリングを利用すれば良いです。

ただし、1日30分以内のネット利用といっても、Youtubeなどで動画ばかり視聴しているとデータ通信量がすぐに限度に達してしまうので注意が必要です。特にテザリングでパソコンをインターネットに接続する場合、携帯電話よりも通信量は大きくなります。

いずれによせ、インターネットの使用頻度が少ないライトユーザーの方であれば、インターネット回線は契約せずに、携帯電話の利用だけで済ますという選択肢は大いに有りです。

二つ目のモバイルWifiルーターは、自宅でそこそこネットを使うという方(ライトユーザー～ミドルユーザー)にオススメです。

モバイルWifiルーターは月額3000円から4000円で利用することができます。固定回線のように通信量無制限のプランはありませんが、3日で上限10GBなどのプランはあります。

3日で10GBもあれば、ライトユーザーやミドルユーザーの方には十分ですよね。

万が一10GBを超えた場合も、3日間での通信量が10GB以内になれば通信制限は解除されます。また、通信制限自体も夜間の一定時間と制限されており、さらに通信制限がかかってもそこそこの回線速度は出ます。

携帯電話のデータ通信のように、通信制限がかかった状態ではとても使いものにならないほどネット接続が遅くなるわけではありません。

加えて、モバイルWifiルーターの最大のメリットは、端末を持ち運べば自宅の外でもインターネットに接続できることです。 この利点を活かせば、携帯電話を1GBのデータプランや格安SIMなどの安いプランで運用することができます。

自宅だけでなく、外出先でもモバイルルーターを使って携帯電話をネットにつなげば、携帯電話自体のインターネット通信はほとんど使わずに済みますからね。

■　一人暮らしのインターネットヘビーユーザーの方向けのインターネット回線

1日3～4時間以上は自宅でインターネットを使うという方や、仕事でインターネットが必要という方にオススメなのが固定回線です。

というよりも、ヘビーユーザーの方には固定回線以外はデータ通信量が少なすぎて不便でしょう。

携帯電話のテザリングやモバイルWifiルーターと比較して、データ通信量無制限で料金定額制の光回線はヘビーユーザーに最適です。

固定回線と言っても、光回線にADSL、ケーブルTVと複数種類がありますが、現時点で最もオススメなのは光回線です。 光回線の方がADSLやケーブルTVよりも回線速度などのスペックが高く、基本料金もほぼ同じです。

さらに、光回線の方がキャッシュバックやスマホ割などの割引キャンペーンが充実しています。 固定回線は月額料金が高くなるので、なるべく安く抑えることが大切です。光回線を利用する場合に月額料金を抑える方法としては、いくつかあります。

まず、光回線とスマホ割に対応している大手携帯キャリアの携帯電話を組み合わせて契約する方法。 スマホ割が適用されると、毎月500円から3000円携帯電話料金が割引されます。最も利用者の多い5GBのデータプランなら、毎月800円～1410円の割引です。

これにキャッシュバックによる割引を加えれば、月額2000～3000円の割引を実現することができます。

次に、光回線と格安SIMの契約を組み合わせる方法。 格安SIMの場合、スマホ割による割引はないか、あっても月額数百円と割引額が低くなります。ですが、もともとの基本料金が大手携帯キャリアの携帯電話よりも3000円～5000円安いので、スマホ割がなくてもトータルの月額料金は安くなります。

また、スマホ割による割引効果は低いですが、光回線の契約時にもらえるキャッシュバックは同じです。 ただし、格安SIMの場合、データ量が1GBや3GBと基本的に少ないので、自宅でインターネットに接続する場合は光回線の無線Wifiを利用するなど工夫が必要になります。

いずれにせよ、光回線と組み合わせる携帯電話として大手携帯キャリアか格安SIMのどちらが良いかは、スペックの高さと料金の安さのどちらを優先するかによります。 格安SIMの回線スペックも良くなってきてるとは言え、やはり大手携帯キャリアの方が回線スペックは上です。

一方で、月額料金の安さを優先するなら、スマホ割やキャッシュバックを考慮したとしても、大手携帯キャリアの携帯電話よりも格安SIMの方が安くなります。 どちらを取るかはあくまで契約者のニーズによって決まります。

■　一人暮らしのインターネットユーザーの方向けのインターネット回線まとめ

インターネットの利用頻度に応じた、一人暮らしの方にオススメするインターネット回線をまとめると次のとおり。 ライトユーザーの方には、携帯電話のデータ通信だけを使ってインターネット回線は契約しないか、モバイルWifiルーター＋携帯電話の契約がコスパの点で良いでしょう。

ある程度インターネットを使うというミドルユーザーの方には、モバイルWifiルーターか固定回線と携帯電話の契約が良いです。

そして、ヘビーユーザーの方には、固定回線＋携帯電話との契約が選択肢となります。携帯電話を大手携帯キャリアの電話にするか格安SIMにするかは、回線スペックと月額料金の安さのどちらかを取るかによって決まります。