なんとなくフレッツ光を使い続けている方は光コラボに変更した方がいい3つの理由
かつて、光回線と言えばフレッツ光が代表的な存在でした。 光回線が一般に普及し始めた頃は、多くの方がフレッツ光を契約していました。そのせいか、今でもフレッツ光をそのまま使い続けているという方は、決して少なくはないのではないでしょうか。
一方、2015年2月から光コラボという新しい光回線が登場しています。
光コラボとは、フレッツ光と同じNTTの回線設備を使った光回線を、さまざまな事業者が独自の料金プランや販促キャンペーンの下に販売しているものです。
いわば、フレッツ光の卸売りとでも言うものです。 2018年現在では、さまざまな光コラボが登場しており、その多くがさまざまな点でフレッツ光よりも優れています。つまり、何となくフレッツ光を使い続けているという方は、実は損をしてしまっているのです。
■ フレッツ光よりも光コラボがオススメな3つの理由
具体的に言えば、次の3つの理由からフレッツ光よりも光コラボの方がオススメです。
① 光コラボの方が基本料金が安い
② スマホ割が利用できる
③ キャッシュバックが貰える
① 光コラボの方が基本料金が安い
まず、フレッツ光と光コラボでは、フレッツ光の方が月額料金が高くなっています。 フレッツ光東日本の戸建てファミリー向けプラン「ギガファミリー」なら、月額5700円です。また、フレッツ光西日本のファミリープランは月額5400円。
一方、主要な光コラボでは、ドコモ光とソフトバンク光の基本料金が月額5200円、ビッグローブ光が4980円となっています。また、現在人気が急上昇中のNuro光は月額4743円です。
いずれもフレッツ光よりも数百円から1000円程度安くなっていますね。 200~300円の差なんて大したことないと思う方もいるかもしれませんが、実は大きな違いです。 月の差額が300円としても、1年間では3600円の差になります。さらに、2年、3年と長期利用するなら、差はもっと大きくなります。
もちろん、上に挙げたフレッツ光の基本料金はあくまで基本料金なので、そこからさまざまな割引が適用され、実際に支払う月額料金はもっと安くなります。
ですが、それは光コラボも同じこと。さらに、光コラボはフレッツ光にはない「スマホ割」があるため、割引額はさらに大きくなります。
② スマホ割が利用できる
光コラボはただでさえフレッツ光よりも基本料金が安いのですが、さらに月額料金が安くなるサービスがあります。
それはスマホ割。
事業者によってさまざまな名前が付いていますが、スマホ割とは、光回線と同じ事業者または提携している事業者の携帯電話を利用することで、携帯電話料金が毎月割引になるサービスのことです。
光回線とスマホなどの携帯電話をセットで利用することで、月額料金が安くなるわけですね。 割引額は事業者や携帯電話のデータプランによって異なりますが、毎月500円から3000円の割引となります。
大勢の方が利用しているスマホの5GBのデータプランなら、毎月1000円の割引です。年間1万2000円の割引なので、通信費の削減にはとても役立ちますね。
さらに、スマホ割は契約者本人だけでなく、その家族の方も対象となります。
例えば、契約者とその家族の方3人(合計4人)に、毎月1000円のスマホ割が適用されるなら、合計で月額4000円、年間4万8000円の割引になります。 家族全員にスマホ割が適用されれば、場合によっては実質的に0円で光回線を利用することも可能ですね。
③ キャッシュバックが貰える
2018年12月現在、主な光コラボ事業者は、新規契約を獲得するためにさまざまな販促キャンペーンを行っています。 キャッシュバックの付与もそのひとつ。事業者や販売代理店によってキャッシュバック額は異なりますが、2万円から4万円程度の金額が相場となっています。
もちろん、フレッツ光から光コラボに乗り換えて契約した場合も、キャッシュバックが付与されます。 キャッシュバックを月額料金の支払いに充てれば、その分さらに利用料金を下げることができますね。 以上の3つのメリットはどれも月額料金に関することばかりです。
実際、フレッツ光から光コラボに変更すると、毎月の支払いが減るので通信費を大きく削減することができます。
なお、回線スペックに関しても、フレッツ光と光コラボは基本的に同じです。回線速度や通信の安定性は同等で、料金が安くなったからと言って性能が落ちるわけではないので安心してください。
■ フレッツ光から光コラボに変更するときは「転用」がオススメ
通常、現在使っている光回線から別の光回線に変更するときは、解約と新規契約によって変更することになります。 そのため、解約時に違約金が発生したり、新規契約時に回線工事費の支払いが必要になったりと、何かと金銭的負担が大きくなります。
一方、フレッツ光から光コラボに契約を変更したい場合は、解約と新規契約ではなく、「転用」という形で契約変更をすることができます。
転用を行うと、解約ではないので違約金は発生しません。
また、新たに回線工事を行う必要はないので、すぐにインターネットを利用できますし、もちろん工事費の支払いも発生しません。
転用の唯一のデメリットとして、新規契約の場合と比べて、貰えるキャッシュバックの金額が少なくなるということが挙げられます。
ですが、違約金や工事費の支払いがないことを考えるなら、キャッシュバックが減額になっても転用の方がお得な場合が多いです。
以上、フレッツ光から光コラボに変更した場合のメリットをご紹介しました。 基本的には変更した方がお得になる場合がほとんどですので、なんとなくフレッツ光を使い続けている方は変更を検討してみることをオススメします。