新築で光回線を契約するときに注意したいことーNTTに住所登録し、可能な限り早く光回線を申し込む
光回線にはマンションタイプと戸建てタイプの2種類のプランがあります。 マンションタイプと戸建てタイプでは月額料金や回線速度、解約時の条件などが異なるため、それぞれ契約時に気をつけるべきポイントがあります。
今回は、戸建てタイプを契約する場合でも、特に新築の場合に気をつけたいポイントについて解説します。
■ 新築で光回線を契約するときに注意すべき2つのポイント
新築の建物で光回線を契約する場合、次の2つのポイントに気をつけた方が良いです。
① NTTに住所登録を行う
② 基準を定めて光回線を選び、出来る限り早く契約する
① NTTに住所登録を行う
光回線の契約から実際にインターネットが使えるようになるまでには、早くても2週間から3週間かかります。 これは、契約後に回線工事の予約を行い、回線工事が終わらなければインターネットを使い始めることができないからです。
光回線の契約が多い3月から4月の繁忙期には、回線工事まで1ヶ月以上待たされることもあります。 その間、Wifiルーターを無料で貸してくれる光回線もありますが、貸してくれない場合はインターネットが使えずに不便な思いをすることになります。 そのため、引っ越しや光回線の契約を決めたら、とにかく早く手続きを始めることが大切です。
さらに新築の場合、NTTの光サービス提供エリアに住所が登録されてない可能性があります。 登録されていなかった場合、まずNTTのデータベースに住所を登録しなければいけないため、余計に時間がかかってしまうことになります。
新築の家で光回線を契約するときには、まずNTTに住所が登録されているか確認し、登録されていない場合には直ちに登録することが必要です。
これは意外と盲点なので、必ず行うようにしましょう。また、住所確認に加えて、光回線の契約もすぐに行い、回線工事の予約を入れてしまうことが大切です。
② 基準を定めて光回線を選び、出来る限り早く契約する
新築では光回線の契約をすぐに行った方が良いとはいえ、契約する光回線は慎重に選ぶ必要があります。 光回線を契約して短期で解約すると、解約金や工事費の残額の支払いが発生し、金銭的負担が大きくなります。
また、短期解約するとキャッシュバックが貰えない場合もあります。 とにかく短期解約はデメリットが大きいと考えておいた方が良いです。
特に、auひかりなど、戸建てタイプの短期解約はマンションタイプよりも負担が大きくなる光回線もあるので、契約する光回線は慎重に決めましょう。
とは言え、たくさんの種類がある光回線。契約プランも複数あります。
慎重に決めるとは言っても、やみくもに選ぼうとすると余計に混乱してしまいます。慎重かつ短期間で光回線を選ぶために、いくつかの明確な基準を持つことが大切です。
光回線を選ぶときに重要な基準は次の3つです。
1. キャッシュバック
2. スマホ割
3. 回線速度と通信の安定性
光回線の契約で重要な事の一つに月額料金があります。毎月支払う利用料金は固定費なので、可能な限り安いに越したことはないですよね。
ですが、実は現在の主要な光回線の基本料金はほぼ同じです。 戸建てタイプの場合は1ヶ月あたり5000円前後が基本料金の相場です。 基本料金がほぼ同じなのであれば、料金に差がつくのはキャッシュバックとスマホ割です。
まずキャッシュバックですが、主な光回線では1万円から3万5000円のキャッシュバックが相場となっています。 例えば3万円のキャッシュバックが貰えるのであれば、1年間で毎月2500円の割引になるのと同じことです。 基本料金が5000円なら、単純に考えて1年間は月2500円の支払いで利用できることになるので非常に大きいですね。
また、キャッシュバック以上に重要なのがスマホ割。 スマホ割は、契約した光回線と同じ、または提携している会社の携帯電話を使うことで、携帯電話料金が毎月500円から2000円安くなるサービスのことです。
割引額は携帯電話のデータプランによって決まりますが、多くの方が利用している5GBのプランだと1000円の割引です。 スマホ割があるだけで5000円の月額料金が4000円、3万円のキャッシュバック(月額2500円の割引相当)も考えるなら最初の1年間は1500円で利用できるわけですね。
スマホ割の割引は原則として光回線と携帯電話の契約を維持している限り続くので、キャッシュバックよりも重要です。 ですので、光回線を選ぶ場合は、スマホ割が使えるかどうかを最優先に考えると良いです。
最後に、回線速度と通信の安定性です。 回線速度が遅かったり、頻繁に通信が途切れたりすると、とても快適にインターネットは使えません。 ですので、光回線を選ぶときは月額料金だけでなく回線のスペックも重要です。
とは言え、正直に言えば、主要な光回線では回線速度や回線の安定性などのスペックはほぼ同じ。 光回線の技術水準も向上しているので、どの光回線であっても、通常の条件であれば快適にインターネットを使うには十分なスペックはあります。 ですので、ウェブ関係の仕事やオンラインゲームをするために特に高いスペックが必要というわけでなければ、そこまで回線のスぺックを気にすることはありません。