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携帯に3G、4G?世代って一体なんのこと?

情報通信分野には、知らなくても別に困らないけれど、知っていると製品の購入や利用する上で役に立つ用語というのがあります。その一つが、携帯電話の「G」でしょう。そう、3Gや4Gなどです。

 

●「G」とは、携帯の世代のこと

まず、3G4Gの「G」について、説明します。これは、移動通信システムの「Generation」の略。つまり世代のことを表します。3Gであれば「3rd Generation」(第3移動通信システム)、4Gは「4th Generation」(第4世代移動通信システム)になります。

第3世代と第4世代があるのですから、当然、第1世代や第2世代もあります。第1世代(1G)は、アナログ方式の携帯電話です。今のガラケーやスマホと比べると馬鹿でかい携帯電話や自動車電話に使われました。料金もめちゃくちゃ高かった。今では使われていません。

第2世代(2G)は、初のデジタル方式の携帯電話です。携帯電話で使用する電波の周波数を細かく分割した上で、周波数を短い時間間隔ごとに区切り、同一周波数上で複数のユーザが通信できるTDMA(Time Division Multiple Access)という伝送方式を採用。限られた電波資産の中で多数の人が通話できるようにしました。

TDMAは日本語にすると「時分割多重接続」と言います。この「時分割」は、ネットなどで見ると「じぶんかつ」とふりがなをふっているケースが見受けられますが、昔の通信技術者は「ときぶんかつ」と読んでいました。「じぶんかつ」だと漢字が即座に頭に浮かびにくいことから「ときぶんかつ」と読んでいたようです。

つまり第2世代になってから、携帯電話は大幅に軽量化され、低価格化や電子メール機能など、高機能化が進みました。ただし、2Gに使われたTDMAは、電波を効率的に利用できる反面、時間差をおいて電波が細切れで届くため、電波が干渉しやすい。それを避けるため、通信速度を高めるのが難しく、64kbps程度までしか出ません。データ量の大きなWEBを見るにはあまり適しているとは言えませんでした。

 

●世代は通信規格を表す

もっとも、アナログ携帯やTDMA携帯が主流だったときは、1Gや2Gという言葉は使われていません。「G」、すなわち携帯の世代が使われ始めたのは21世紀に入ってから普及した「3G」からです。

3G携帯は、IMT-2000という通信の国際規格に準拠した通信方式を採用しています。一気に14Mbps程度まで速度を上げる規格です。この規格は、国際電気通信連合(ITU)が2000年を目標に標準化を進めようと言う意味でIMT-2000と名付けたものですが、規格の検討作業の中で、技術者たちが「世代」という言葉を使い始めたのが、「3G」という言葉が使われるようになったきっかけだったと言われています。携帯の世代とは、どちらの通信規格が新しいか、一目でわかる呼称なのです。

それをテクニカルライターが使って記事を書き、メーカーや通信事業者がプロモーションをするために使い始めて、一般に普及したのでしょう。「3G」という呼称が決まったことで、そこからさかのぼり、古い規格に「1G」「2G」という世代名がつけられたかたちです。

デジタル機器は、必ず新しい規格のほうが速くなっていますが、規格名だけでは素人にはどちらが高性能かわかりません。その点、「第3世代」「第4世代」と呼べば、「第2世代よりも高性能なんだろう」と、誰でもわかります。製品やサービスのメリットをアピールしやすい概念なのですね。

 

●5Gはどうなる。もうすぐ実現するか

「4G」は、LTEとその後継であるLTE-AdvancedWiMAXとその後継である「WirelessMAN-Advanced(WiMAX2)」という規格を使った携帯の世代のことです。いずれも、ITUの無線通信システム規格である「IMT-Advanced」に準拠しています。

LTEとWiMAXは当初、「3.9G」(3.9世代)などと呼ばれていました。若干、「IMT-Advanced」規格からズレた部分があったためでしょうが、他に3.5世代規格などもあり、少し混乱がありました。しかし、2010年にITUが「第4世代と呼んでもいい」と決定。以後、LTEやWiMAXを使った携帯は「4G」と呼ばれるようになりました。3Gとともに、現在の携帯の主流となっています。

「4G」は50Mbps~数百Mbps(理論値は1Gbps程度)の速度を出せる規格です。実効速度はかなり落ちるとはいえ、WEBの閲覧でもサクサク見られる速度は出ますから、もうこれ以上は必要はなさそうですが、現在、次世代の無線通信技術として、「5G」(第5世代移動通信システム)の研究が進められています。

光回線以上の圧倒的な速度を持つ無線通信が実現するとどうなるのか。その可能性についてはこのページ(http://no1-internet.com/column/g077/)を見ていただきたいのですが、家電でも自動車でも、電気を使っている機器であれば、ありとあらゆるものをインターネットに接続し、スマホでコントロールできるとされています。

製造業、医療、サービス業、輸送業など、あらゆる業界に革命的な変革をもたらす重要な技術なだけに、各国ともに実現を急いでおり、市場を独占を狙って通信企業の間でも激しい競争が繰り広げられています。

むろん、今の通信インフラのままサービスを開始すれば、通信回線がパンクするのは必至です。ハッキングなどのリスクにも備える必要もあります。5G規格の機器の開発やネットワークの構築から、中国の企業が排除される動きが活発化しているのも、セキュリティ保護のためでしょう。5Gネットワークには、社会のあらゆる情報が流れる可能性がありますから、国家ぐるみで技術盗用を行っている中国企業の動きには、各国ともナーバスにならざるを得ないわけです。

5Gに関しては、今後、一波乱も二波乱もありそうです。私たちの生活に直接かかわる技術だけに、少しは関心を持っておきたいものです。

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