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光回線とケーブルテレビ回線どう違う??

インターネットに接続する方法がいくつもあるためか、どこがどう違うのかわからなくなっている人に、ときどき出会います。いろいろな接続方法といっても、光回線やADSL、ケーブルテレビ(CATV}などの有線通信と、Wi-Fiなどの無線通信が主流で、違いを理解するのはそれほど難しいことではありません。

ただ、CATVはもともとテレビを見るものです。しかし、同じCATV回線でインターネットに接続できますし、J-COMなどのケーブルテレビ業者は光回線を販売しています。反対に光回線の側でもテレビを見られるようにしています。インターネットを軸に、通信回線(光回線)と放送回線(CATV)の境目が見えにくくなったのです。

どちらを利用するにしても、すっきりと違いを理解していたほうがいいのはもちろんです。そこで今回は、光回線とCATVの話。両者の特徴や、どちらがお得なのかについて、説明します。この場合、ケーブルテレビ業者が販売する光回線は含みません。光回線との比較対照は、あくまでテレビ用の回線です。

 

●CATVは同軸ケーブルを使う

まず基本的なことから。光回線もCATVも、有線の固定回線です。光回線は、光ファイバーを使い、CATVは同軸ケーブルを使います。同軸ケーブルは、テレビにつないであるアンテナ線と同じものです。情報の伝送に使うケーブルが違うということを、理解しておいてください。

同軸ケーブルは、電波などの高周波の伝送に適したケーブルで、高速通信を行う上で欠かせないものでした。光ファイバーの一世代前の高速回線というわけです。この特性を利用したのがCATV業者です。通信に使えるのは電話回線くらいしかなかった時代に、CATV業者はすでに、同軸ケーブルの有線放送網を持っていました。新たに回線を敷設するコストが安いため、この回線でインターネット接続できるようにしたのが、CATVを使ったインターネット接続なのです。

 

●光回線は圧倒的に速い

これに対して光回線は、20世紀中は、一部地域を除き、電話局間をつなぐ基幹回線に使われていただけ。各家庭に引くには、時間がかかったのです。

しかし、その性能は圧倒的。CATVが下り最高で200Mbpsや300Mbpsという表示速度なのに対し、フレッツ光やauひかり1Gbpsは当たり前。NURO光は、NTTの光回線を使いながら「GPON」(Gigabit Passive Optical Network)という伝送方式を使って通信速度を上げ、公称でフレッツ光の2倍(2Gbps)という最高速度を達成しています。

電気信号ではなく光の点滅を利用してデジタルデータを送受信しているため、遠くまで届く上に電磁波など外部のノイズにきわめて強い。同軸ケーブルもノイズには強いのですが、信号が減衰するため、基地局から各ユーザの家庭までの距離が長いと、速度が下がりやすい。距離による速度低下はアナログの電話回線を使うADSLほどではありませんが、それでも光ファイバーに比べると、かなり見劣りします。

CATVはテレビを見てインターネットにも接続できるというメリットがあったのですが、光回線の側でもテレビ放送サービスを始めて急速に普及してきています。テレビ放送とインターネットを同時に楽しむなら、より高速の光回線を使えば便利なことは間違いありません。

 

●CATVは安いがアップロードが遅い

もっとも、ケーブルテレビ(CATV)はもともと、地域密着型のテレビ放送サービスです。その地域独自の番組があり、光回線を使ったテレビ放送では見られない番組もあるわけです。また、光回線が使えない地域もありますから、そうした地域で高速のインターネット接続を楽しむためには、CATVを使うしかないケースもあるのです。

料金の問題もあります。インターネットの接続料金は、光回線と比べてCATVのほうが安い。テレビとのセットになっているケースがほとんどで、インターネット接続だけを行いたい場合は難しいのですが、すでにCATVでテレビを見ている人にとっては、光回線よりもインターネット接続料金が安くすむ可能性が高い。

ただ、CATVにはひとつ、大きな難点があります。それは、データのアップロードが極端に遅いことです。これは、CATVの構造的な問題なので、避けようがありません。どういうことか。

CATVのケーブルは、基幹回線に多数のユーザがぶらさがるかたちなんですね。光回線の場合、たとえばフレッツ光などでは、1本の回線を分岐させるときは32本までという制限があるのですが、CATVはたこ足配線の連続です。要するに幹線部分にぶらさがるユーザが多いのです。

アナログのテレビ放送であれば途中で電波を強くする増幅器を入れればよいので問題はなかったのですが、双方向のインターネットではこの回線の敷設方法が大問題。各家庭のテレビなどからケーブルを通じて基幹回線に流れ込む雑音(流合雑音といいます)が多くなると、回線の速度、特にアップロードするときの速度が極端に落ちるのです。CATV業者でも基幹回線を増やし、1本の回線にぶらさがるユーザを減らすなどの対策をとっていますが、根本的な弱点を解消するまでには至っていないようです。CATVの売り文句につられて契約したはいいが、遅すぎてすぐに解約したという人も珍しくありません。

 

●光回線とCATV、どっちがお得?

両者の特徴を大ざっぱにまとめれば、速くて快適だが利用料金が高めの光回線と、安くて地域ならではの番組も見られるCATVということになるでしょう。

どちらがお得かについては、居住地域や住宅のインターネット事情、インターネットの利用形態などで変わりますから、一概には言えません。ただ、テレビ中心でインターネットはときどき見るだけ、という人であれば、CATVのほうが安くすむはずです。WEBを見る程度であれば、CATVの速度で問題はないでしょう。

また、光回線が使えない地域に住んでいる、あるいは集合住宅でCATVが完備しているという家庭も、CATVを使ったほうがお得になる可能性が高いと思います。

ただ、インターネット中心、それも毎日何時間も接続する、クラウドサービスもバンバン使う、オンラインゲームは人生だ! という人は、問答無用で光回線にしたほうが幸せになれると思います。

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