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光回線のルーター?機械は一体何に使っているの?

光回線を導入すると、いくつかの機器やケーブルが室内に設置されます。どれも重要な機器ですが、中でも機能を認識しておいたほうがいいのがルーターです。ルーターは何をする機器なのでしょうか。

 

●インターネットへの道をつける装置

インターネットというのは、世界中に存在する膨大な数のコンピュータネットワークをつないだ、巨大なネットワークです。そこにつなぐためには、グローバルIPアドレスというコンピュータの住所を管理団体から取得し、コンピュータ、つまりサーバを世界に向けて公開しなくてはなりません。

セキュリティ対策を施した上で、サーバを維持管理できる技術を持った人間でなければ、とてもできることではありませんし、実際、私たち一般の人間で、グローバルIPアドレスを持っている人は少ないでしょう。でも、インターネットに接続できている。なぜでしょうか。

ISP、つまりプロバイダがインターネットに接続しているからです。個人的に直接インターネットへ接続できなくても、プロバイダと契約し、プロバイダのサーバにアクセスしさえすれば、プロバイダのサーバがインターネットの世界につなげてくれるのです。

ルーターは、プロバイダへ経由でパソコンやスマホなどの情報機器をインターネットへ接続するときに使われる重要な装置です。インターネットへのルートを作る装置だからルーターと呼ばれます。

 

●ルーターはIPアドレスを変換する

ルーターには、一般家庭で複数のパソコンやスマホなどを繋いで小さなLANを作る機能もあります。ルーターの背面を見ると、LANケーブルを差し込めるポートがいくつかありますよね。ここにパソコンを繋げば立派なLANですし、Wi-FiルーターであればスマホもLANに接続されたことになります。しかも、どのマシンでもインターネットに接続できる。LANをインターネットに接続する装置と言ってもいいでしょう。

なぜこんなことができるのか。DHCPという、接続されたパソコンなどに自動的にプライベートIPアドレスを付与する機能が入っているからです。このため、Aというパソコンに送られてきたデータがBというパソコンに入ってしまうようなことはありません。プライベートIPアドレスで管理していますから、複数のパソコンを繋いでも、自動的に情報の交通整理をしてくれるのですね。

ただ、プライベートIPアドレスではインターネットではインターネットにアクセスできません。グローバルIPアドレスが必要になります。これを個人で取得しなくても使えるようにする機能も、ルーターには入っています。

ルーターを使ってプロバイダに接続すると、プロバイダからルーターに対して、グローバルIPアドレスがひとつ割り振られるのです。これを使って外部のネットワーク、つまりインターネットに接続します。しかし、パソコンはプライベートIPアドレスをルーターから割り振られているのでIPアドレスが違う。

これでどうしてパソコンがインターネットにつながるのか不思議なものですが、ルーターにはNAT(Network Address Translation)という、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する役目を担った機能が入っています。

これにより、インターネットに対してはグローバルIPアドレスで通信を行い、パソコンに対してはプライベートIPアドレスで通信をするという使い分けができるのです。たいへんに賢く、これ無しでは安心してインターネットに接続ができない機器と言ってもいいと思います。

 

●ルーターは関所の役割も担う

ルーターを使ったインターネット接続は、なかなか手間のかかる方法ではあります。電話回線を使ってデジタル通信を行う仕組みの影響が残っていたり、IPv4のプロトコルではIPアドレスそのものが足りなかったということも関係していると思います。しかし、一見、手間のかかる方法にも、情報セキュリティの面で大きなメリットがあります。

グローバルIPアドレスひとつですんなりと接続できれば楽なのですが、ずっとIPアドレスが変わらないと、外部から侵入されやすくなります。このため、プロバイダでは、ルーターに割り振るグローバルIPアドレスをときどき変更しています。これで、ずっとIPアドレスを固定した状態よりも、ハッキングのリスクは減ります。

また、パソコンはプライベートIPアドレス。これは、パソコンの電源を切ったりすると変化しますし、ルーターはパソコンとインターネットの間に入った関所のようなものですから、外部からパソコンのIPアドレスが見えにくくなるのです。

もちろん、ハッキングをするような人間は、そんなことは百も承知でさまざまな手口で侵入を試みます。直接パソコンに外部から侵入するだけではなく、ウィルスなどを使ってパソコン側から情報を流出させるような手口が一般的になっていますから、ルーターを使っていても、セキュリティソフトは必須です。でも、ルーターによってかなり安全になっていることは確かなのです。

弁当箱のような、以外にチャチに見える装置ではありますが、ルーターは相当に高度な作業をする機器です。これ無しではインターネットに接続できません。熱に弱い機種もありますから、ルーターの周辺は、ある程度(数センチ以上)の隙間を空けて、大切に扱うようにしましょう。

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