大人気の光回線Nuro光にもデメリットあり!契約する前に気を付けたい4つのポイント
現在、関東地方で大人気のNuro光。多くの方が利用している光回線で、人気があるだけにさまざまな長所があります。
とは言え、どんなものにもデメリットとなる点はありますよね。Nuro光でデメリットとなりえるポイントについてまとめました。
■ Nuro光のメリットについて簡単におさらい
デメリットを述べる前に、まずNuro光のメリットについて簡単に見ておきましょう。主な利点は次の4つです。
① 基本料金が安い(戸建て4743円~/月、マンション1900円~/月)
② 通信速度が他社の光回線より早い(下り最大2Gbps、他社は下り最大1Gbps)
③ キャッシュバックの条件が良い(相場は3万5000円)
④ ソフトバンク携帯ユーザーはスマホ割が適用される
これらのメリットを踏まえた上で、どのようなデメリットがあるのか具体的に確認しましょう。
■ Nuro光の主な4つのデメリットとは?
① マンションタイプに申し込むのが難しい
② 工事費用が高い
③ 引っ越し時には解約が必要になる
④ 悪質な販売代理店が多い
① マンションタイプに申し込むのが難しい
Nuro光の月額料金はマンションタイプが最も安くなっています。
マンションタイプの月額料金は1900円または2500円。一方、戸建てタイプの料金は2年契約のG2Vプランで4743円なので、月額 2243円または2843円も差があることになりますね。年間なら 3万円ほどの差です。
当然、マンションに住んでいる方はマンションタイプに申し込もうと思いますよね。
ところが、Nuro光は単にマンションに住んでいるだけではマンションタイプに申し込むことはできません。 マンションタイプに申し込むための条件は、居住するマンションが「8階建て以上で、同じ建物内に4人以上のNuro光利用者がいる」こと。
これは結構厳しい条件ですね。
都心部などであれば条件を満たしているマンションも多いと思いますが、地方だと数は減りますし、そもそも8階建て以下のアパートなどにお住まいの場合は条件に該当しません。
なお、マンションタイプの最安料金は月額1900円ですが、条件は「同じ建物内で10人以上のNuro光利用者がいること」とさらに厳しくなっています。
② 工事費用が高い
光回線の中には新規や乗り換えでの利用開始時に、工事費が発生するものがあります。 工事費の額は契約する光回線によって異なりますが、1万円から2万5000円が平均的な工事費になります。
しかし、Nuro光は工事費が4万円と、他の光回線に比べて高めに設定されています。
ただし、工事費は30回の分割払い(1回あたり1333円)になり、しかもNuro光の利用中であれば毎月分割払いと同額の割引(つまり1333円の割引)が適用されるため、実質的に工事費は無料になります。
問題は、分割払いが終わる前に契約を解除してしまった場合。 この場合、工事費の残額はすべて一括で支払わなければいけなくなります。支払いがほとんど終わっている場合は問題ありませんが、契約してから数か月や半年などの短期間で解約してしまうとかなりの出費になってしまうので注意が必要です。 さらに、工事費の問題はNuro光の次のデメリットにも関わってきます。
③ 引っ越し時には解約が必要になる
ほとんどの光回線は、引っ越しの際には引っ越し手続きを行うことで解約せずに利用を継続することができます。 解約すると、更新月でない場合には違約金が発生したり、再度光回線を契約しなければいけないなど、何かと大変です。 残念なことに、Nuro光は引っ越し手続きがないため、引っ越しをするときには一度解約して再契約をすることになります。
もちろん、再契約すればキャッシュバックをもう一度もらえるなどのメリットもあります。Nuro光のキャッシュバック額は相場が35000円と大きいので、違約金や事務手数料のマイナス程度であれば大幅に収支はプラスにできます。 ですが、問題は先ほど説明した工事費。
すでに説明したように、Nuro光を解約すると、工事費の残額はすべて支払わなければいけません。 3万5000円のキャッシュバックがあるとは言え、工事費の残額によってはマイナスになってしまう可能性があります。 ですので、Nuro光を契約してからすぐに引っ越しをする可能性のある方は、引っ越しまで契約を待った方がよいです。
④ 悪質な販売代理店が存在する
最後に、これはNuro光そのもののデメリットではありませんが、Nuro光を提供している販売代理店の中には、悪質なお店もあります。
具体的には、3万5000円を大きく超える高額なキャッシュバックを謳っておきながら、実際には全額貰うのが難しかったり、条件を満たさないとまったくキャッシュバックが貰えなかったりするようなお店です。
例えば、友人を3人紹介しなければキャッシュバックが減額されたり、複数の有料オプションに加入しないといけないケースがあります。
また、キャッシュバックの付与時期が契約から1年後で、しかもその間に何度も申請の手続きを行わなければキャッシュバックが貰えなくなるなど、お客さんのミスを狙った条件をつけているお店まであります。
他にも、キャッシュバックの話ではありませんが、本来であればNuro光が必要でないお客さんにまで、十分な商品説明なしに契約させてしまうケースも。
現在人気の高いNuro光は販売側にとっても契約のメリットが多く、少々強引な手段を使ってでも契約を取ろうとするお店が少なからず存在します。
Nuro光を契約する場合は、安心できる公式代理店か、キャッシュバックの付与条件がまともな販売店を探すようにしましょう。
以上、Nuro光の主なデメリットを4つ解説しました。いずれも、致命的なデメリットではなく、問題となるのは一定のケースだけですね。
つまり、ある程度長い期間、普通にNuro光を利用するのであればデメリットはほとんどないわけです。 ですので、自宅で快適に光回線を利用したい方には、依然としてNuro光は最もオススメできる光回線と言えるでしょう。特にスマホ割が使えるソフトバンク携帯ユーザーの方は、よほどの理由がない限りNuro光一択と言えます。