台風で停電した時のために!WIFIが切れた場合の接続方法!
停電になるとネット機器はまったく使えなくなりますが、電源が復旧してもネットに接続できないことがあります。とくに、Wi-Fiのように、パソコンとルーターの間を無線で繋いでいる場合は、よく起きます。
そんなときはどうすればいいのか。停電から復旧したときの接続方法について解説します。
●通信機器は寝起きが悪い
Wi-Fiを家庭内で使っているときに停電。数時間後に電気はついたのだが、インターネット接続ができないということがあります。これには原因があって、Wi-Fiルーターや回線終端装置の立ち上がりにタイムラグがあるからです。
停電から電気が復旧するときは、一斉に電気が通ります。しかし、インターネット接続機器は、起動するまで1分以上かかることがある。要するに寝起きが悪いんですね。
一般的なWi-Fiルーターを使って接続する場合のことを考えてみましょう。屋外の回線から家の中にケーブルが入ってきてまず最初に接続される聞きは、光回線ならばONU、ADSLならばモデムになります。これがスイッチを入れても、すぐには起動しません。
ONU/モデムからは、LANケーブルでWi-Fiルーターに接続されます。このWi-Fiルーターが起動するまでにも、また時間がかかる。しかも、ONU/モデムよりも時間がかかったりすることがある。
Wi-FiルーターはONUが起動していないと、相手が動いているのかどうかわからず、回線を開くことができなくなってしまうのですね。で、エラーになるわけです。
●スイッチを入れる順番がある
この現象をすぐに解決するにはどうしたらいいか。それは、機器のスイッチを順番に入れることです。原則的に、パソコンから遠い機器からスイッチをONにします。
停電から復旧してWi-Fiルーターがエラーを起こすときは、まず、パソコンやスマホの電源とともに、ONU/モデムやWi-Fiルーターなど、有線、無線でパソコンに接続されている機器のスイッチをいったんOFFにします。そして、最初にONU/モデムのスイッチを入れて1~2分待つ。それからWi-Fiルーターのスイッチを入れて、また少し待つ。念を入れるならそれぞれ5分程度待ってもいいと思います。最後にパソコンやスマホの電源を入れる。機器が雷などのサージ電流で故障したという場合を除き、電源を上流からパソコンに向かって順番に入れていけば、無線の通信ができるようになるはずです。
●停電時には家電のスイッチを切る
なお、停電したときは、家中の家電製品のスイッチを切っておき、電源が復旧してからスイッチを入れるようにすると安心です。
単に交通事故などで停電した場合はいいのですが、地震や台風で家の中に被害が出たときに、停電が復旧して電気が通ると、火災になる可能性もあるからです。特に家電機器が壊れたり、家電製品の上に物が大量に落ちたときなどは、電源の復旧に備えて、コンセントからプラグを抜いておいたほうがいいでしょう。