回線工事は不要であるケースもあるーそれなのに工事費を支払ってしまわないように注意!
光回線を利用する場合、利用開始にあたって通常は回線工事が必要になります。
しかし、集合住宅などではすでに回線工事が終わっていて、回線工事が不要になる場合もあります。
このようなケースでも、回線工事が要らないことを代理店側が把握していないことがあり、工事費を請求されてしまう可能性がないわけではありません。
光回線を契約する場合、まずは回線工事が必要かどうかをしっかり把握しておくことが大切です。
工事費が発生する場合は、安くても1万円、高い場合には4万円と決して安くはない金額になることが多いため、工事が不要なのに気が付かずに支払ってしまうのは本当にもったいないです。
■ 回線工事は面倒だが、不要な場合もある
光回線の回線工事は、光回線を契約するときに最も面倒な手続きではないでしょうか。
契約する光回線によっては数万円の工事費が発生しますし、契約から工事を行うまで早くても1~2週間、繁忙期には1ヶ月以上待たされるケースもあります。
契約してすぐにインターネットを使いたい方には、本当に嫌な存在です。
しかも、回線工事には立ち会いが必要。サラリーマンの方など基本的には土日となりますが、土日料金が別途発生するなど、とにかくストレスフルです。
そんな回線工事が不要になる可能性があると聞けば、これは本当にうれしいですよね。
■ 集合住宅の場合、すでに回線工事が行われている可能性がある
新築の戸建ての場合、ほぼ確実に回線工事は必要となります。
しかし、マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、大家さんや前の入居者がすでに回線工事を行っていることがあります。
特に最近では入居者が減少傾向にあるため、大家さんが部屋の設備を整え、入居を促そうとする傾向にあるようです。
そのような物件ではすでに回線の引き込み工事が完了しているため、新しく回線工事を行う必要はありません。
光回線を契約した後に届く端末やケーブルを光コンセントに接続すれば、そのまま光回線を利用することができます。
この場合には回線工事を行う必要はなく、もちろん工事料金を支払う必要もありません。余分なお金を支払わなくて済むうえに、契約してすぐにインターネットを使えるので、利用者にとっては良いこと尽くめですね。
光回線の契約に伴う面倒な初期手続きを回避したいのであれば、引っ越し先を探すときに、最初から回線工事が終わっている物件を狙うのも一つの手です。
また、最近ではすでに光回線が各部屋に導入されていて、入居すればそのまま光インターネットが利用できる物件もあります。
当然、光回線の契約自体が不要になりますし、賃貸契約を解約して退去する際も、解約や違約金の支払いは不要になります。
新規契約によるキャッシュバックを貰うことはできませんが、トータルで見れば最もインターネット料金が安くなります。
■ 回線工事が不要なのに、工事費を請求されないように注意!
回線工事が不要の場合、当然ですが工事費は発生しません。
しかし、代理店の手違いによって工事の予約が入れられて回線工事が行われ、そのまま工事費を請求されてしまったという悲しいケースもあります。
残念ながら、光回線の販売代理店の中には、契約する顧客の自宅がすでに回線工事を行っているかどうかなんていちいち確認しないところも少なくありません。 というよりも基本的には無頓着と言っていいでしょう。
もちろん、自宅が工事済みなのに代理店が回線工事を手配しようとした場合は、こちらから工事は不要であることを伝えれば問題ありません。
怖いのは、契約者本人も自宅が工事済みであることを把握していないケース。
この場合、代理店の言うままに回線工事の予約を入れてしまうと、そのまま工事が行われて工事費を支払ってしまうことになります。
さらに言えば、工事費全額無料キャンペーンがあったりすると、余計に不要な工事を行う流れになってしまいがちです。
工事費全額無料キャンペーンの仕組みは、工事費を分割払いにし、毎月分割払い額と同額の割引を適用にすることです。
工事費の分割払いが終わるまで利用を継続すればちゃんと無料になりますが、分割払いが終わる前に解約してしまうと、残額の支払いが発生してしまいます。
「無料」という言葉に気を捕らわれてしまうと、無用な工事を行ってしまいやすくなります。
■ まとめ:集合住宅の場合は開通工事が不要かどうかしっかり確認を!
集合住宅に引っ越して光回線を契約する場合は、まず回線工事がすでに行われているかどうか確認しましょう。 光コンセントが設置されていれば、すでに回線工事済みです。
もし自分でわからなければ、不動産屋や管理会社に問い合わせれば確認することができます。
残念なことに、契約者の住居が回線工事済みかどうかをしっかりと確認してくれる代理店は多くはありません。
契約者の側で工事済みかどうかをしっかりと把握していなければ、時間をかけて不要な回線工事をした挙句、高額な工事費を払うことになります。
そうならないためにも、光回線の契約前にしっかりと確認することが重要です。