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今更聞けない!IPってなんのこと?

光回線で快適なインターネット環境を作ったAさんから、「そういえば、IPとかIPアドレスって、なんですか?」と聞かれました。よく見かける言葉ですが、確かにわかったようでわからないものかもしれません。

インターネットを使うにはおおよその概念は知っておいたほうがいいものなので、Aさんに基本的なことを説明しました。やりとりをご紹介しましょう。

 

■デジタル通信はすべて規約で動いている

 

A:IPとかIPアドレスという言葉をよく見るのですが、どういうものか、いまひとつわかりません。知っておいたほうがいいような気がするんですけど。

 

N:難しいのは確か。でも基本的なことを知っていれば困らないから、解説してみるね。

A:お願いします。

N:まず、IPから。これは 「Internet Protocol」(インターネット プロトコル)といって、「通信規約」などと訳されます。より上位の規約と合わせて「TCP/IP」(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などと表記されることが多い。プロトコルは規約のこと。「インターネットで情報をやりとりするときに使われる約束事」という意味に理解しておけばいいと思う。

A:なんでそんな約束事が必要なんですか?

N:インターネットなどのコンピュータ通信は、情報を全部0と1のデジタルデータに変換してやりとりするから、送り手と受け手が、同じ決まり事に基づいて送ったり読み取ったりしないと、わけがわからなくなっちゃう。そのため、ネットワークの種類や使用する伝送路などに応じて、規約が事細かに決められているのです。IPはそのプロトコルのうち、インターネットで使用するプロトコルという意味です。

A:なるほど。じゃ、インターネットを使っているときは、私のコンピュータやスマホは、その規約に基づいて文字や画像をやりとりしているわけですね。

N:その通りです。これは余談だけど、WEBページを表示させるとアドレス欄のいちばん左に「http://」って出るでしょう。あれは「Hypertext Transfer Protocol」(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)といって、プロトコルのひとつを意味している。「HTTP」というプロトコルに基づいて、「//」以下のアドレスを持ったサイトの情報を表示している、ということを表しているんですね。

A:単なる識別記号みたいなものだと思っていました。ちゃんと意味があったんですね。

 

■IPアドレスはPC、スマホの住所

 

A:いま、「アドレス」という言葉が出てきましたけど、じゃ、「IPアドレス」は? IPの住所って意味? よくわからない。

 

N:あながち間違じゃないと思う。正確に言うと、「IPネットワーク」、つまりインターネット上に接続された機器を識別するための番号のこと。ウェブサイトのURLとかアドレスと呼ばれているものがそれです。

A:えっ? URLってアルファベットですよね。番号じゃない。

N:表示されているのは文字列だけど、コンピュータは文字を読めないから、数字で認識しているんですよ。ルーターの設定をするとき、ルーターにアクセスして、「255.168.1.1」(数字は適当です)みたいな数字を数字を入力しなかった?

A:はい。しました。

N:あれがIPアドレスです。コンピュータには、この番号、つまりIPアドレスが割り振られていている。コンピュータはこの数字を二進数に変換して読み取っている。これは、コンピュータの住所と同じだから、「IPアドレス」と呼ばれている。

A:なるほど。わかったような、わからないような・・・。

N:サイトのドメイン名、つまりインターネット上の住所は「itsgreektome.com」みたいな文字列なんだけれど、それじゃコンピュータが理解できない。コンピュータが理解できるように、ドメイン名を数字に変換してコンピュータが使っていると、なんとなくでいいから覚えておけばいいと思う。

A:なんとなく、でいいんですね。それなら大丈夫そうだ。

 

■IPアドレスには2種類ある

 

N:そうそう、なんとなくでいいから覚えておいてほしいことが、もうひとつあった。

 

A:なんですか?

N:IPアドレスには2種類あるということ。「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」。

A:ますますわからなくなりそう(笑)

N:まず、グローバルIPアドレスだけど、これは世界にひとつだけのIPアドレスという意味。このIPアドレスは、コンピュータを再起動しようが何をしようが、ずっと変わらない。だから、グローバルIPアドレスを持つコンピュータ同士でいつでも通信ができる。サーバを設置したりする場合は、必ずグローバルIPアドレスを取得しないといけない。こっちが本来の意味でのIPアドレスと言えるかもしれない。

A:じゃ、プライベートのほうは?

N:プロバイダ経由でインターネットに接続している私たちのパソコンやスマホのように、家庭内で使っている機器に付与されるIPアドレスです。こちらは、電源を落としたりすると別のアドレスに変わるので、直接グローバルIPアドレスにアクセスできない。

A:でも、私もインターネットに接続しているんですけど。

N:ブロードバンドルーターが、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換しているんですよ。ルーターには、NAT(Network Address Translation)という機能が入っていて、この作業をしている。

A:なんでそんな面倒なことをしているんですか?

N:IPアドレスがすべてのグローバルIPアドレスならば、シンプルになるのは確か。また、ネットワークカメラで留守中のペットの様子を見るときにも、グローバルIPアドレスが必要になることもある。しかし、それだとIPアドレスが足りなくなっちゃうんですよね。

A:それなら増やせばいいんじゃないの?

 

N:その通りなんだけど、今現在のIPv4というバージョンでは限界が見えてるんです。そこで今、、IPv6というバージョンへの切り替えが進められている。こちらはアドレスが128bitなので、いくらでもIPアドレスを増やせる。プロバイダのサイトなどで、「IPv6に対応」なんて文字を見たことがあるんじゃないかな。

A:それもなんとなく、見たような気がする・・・

 

N:これも、そんな話があったな、くらいに覚えておけばいいと思う。IPv6は、セキュリティの面でも大きなメリットがあるのだが、現在のIPv4のネットワークと相互に通信できないというデメリットもある。セキュリティの設定などで技術者でも難しい面があるらしいから、一般的になるには、まだ時間がかかると思うのでね。

A:はい、わかりました!

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