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プロバイダを乗り換える際の注意すること!

普通にインターネットに接続できて、通信速度にも料金にも何ら不満を感じていないならば、プロバイダの乗り換えなど考える必要もないでしょう。    

しかし、契約しているプロバイダのユーザが増えて、他の環境を変えていないのに速度が明らかに落ちてきた、あるいは同等以上のサービスなのに料金が安いプロバイダがあった、といったケースでは、プロバイダの乗り換えが有効です。

乗り換えの手続きが面倒だと思う人もいるかもしれませんが、たいていはインターネット上か電話で済ませられる簡単なものです。回線を変更しなければ工事も必要ありませんし、それに伴う費用も発生しません。ただ、いくつか事前に注意しておきたいことはあります。下記、列記します。

 

■先に新規契約してから解約する

プロバイダの乗り換えには、「旧プロバイダの解約」と「新プロバイダ」の新規契約が必要となります。簡単なことですが、さすがに、1カ所に連絡するだけで済ませられるほどには簡単ではありません。

ここで気をつけたいのが順番です。必ず、乗り換え先の新プロバイダに契約してから、今利用しているプロバイダの解約をするようにしましょう。理由は、新規契約も解約も、完了までにタイムラグがあるからです。先に解約してしまうと、インターネットがしばらく使えない空白期間が発生することもあるのです。

新規契約の場合、インターネット上で申し込めば数日でネットが利用できるようになります。解約も同じようにインターネット上で申し込める事業者もありますが、書類で解約手続きしなければならないところもあり、即時解約というわけには、なかなかいきません。

契約と解約、ふたつのタイムラグを上手に計算して、解約と新規契約が同日に行われるようにすることも不可能ではありません。これができれば料金のムダをはぶけるかもしれませんが、事前に日付を見極めるのはなかなか難しい。ふたつのプロバイダの重複契約期間といっても、数日から1週間程度。面倒なことを考えるくらいなら、素直に新規契約をしてから解約、という手順で乗り換えたほうがいいのです

 

■メールアドレスをどうするか

プロバイダのメールアドレスを利用していた場合、プロバイダを乗り換えるとメールアドレスも変更する必要があるんじゃないの? こういう心配をする人もいますが、それは杞憂です。

実は、ほとんどのプロバイダでは、メールサーバだけを利用するサービスを提供しています。むろんタダというわけにはいかなくて、利用料金は月額200~300円程度。旧プロバイダを解約する際、メールサーバの利用契約だけを残しておけば、プロバイダを乗り換えても使い慣れたメールアドレスを使い続けられるのです。

料金的には不利ですが、こんな使い方もあるということを覚えておきましょう。むろん、「メールアドレスが変わっても別にかまわない」という人は、メールサーバの契約も切ったほうがお得です。

 

■違約金のことを確認しておこう

プロバイダとの契約内容によっては、解約すると違約金が発生することがあります。契約期間に1年縛りや2年縛りといった制限があるプロバイダの場合、契約期間内に解約すると違約金をとられるのです。

すべてのプロバイダが同じというわけではなく、違約金ゼロのプロバイダもありますから、自分が今使っているプロバイダで違約金が発生するのかしないのか、解約の前によく確認しておくといいでしょう。

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