光回線の契約で失敗してしまう二つのパターン
光回線の契約は慎重に行うべきものです。
というのも、光回線の多くは2年または3年契約となっており、途中で解約してしまうと違約金が発生してしまうからです。
また、工事費の支払いが必要になる場合も多いです。工事費は分割払いになりますが、短期で解約しても全額を支払わなければいけません。
光回線を契約したけどやっぱりやめたいと思っても、実際にやめるためにはお金がかかってしまいます。
今回は失敗してしまいやすい光回線の契約パターンについて解説します。
■ テレアポや訪問販売での契約はリスクが高い
光回線はさまざまな代理店が販売しており、その販売方法も多くの種類があります。
例えば、家電量販店での店頭販売や、インターネットのウェブサイトでの販売などです。両方行っている代理店もありますが、中には店頭販売のみ、あるいはネット販売のみなど、特定の販売方法に特化しているところもあります。
光回線を契約したいのであれば基本的には店頭販売かネット販売を行っている代理店がオススメです。
ただし、中には見かけ上高額なキャッシュバック(実際は有料オプションがあったり、キャッシュバックを貰うための条件が難しい)で釣って、契約をさせようとする悪質な代理店もあるので注意が必要です。
店頭販売やネット販売以外には、訪問販売やテレアポで光回線を販売している代理店もあります。
実は、この訪問販売とテレアポは最も光回線の契約を後悔してしまいやすい契約パターンです。
というのも、これらの販売方法では口頭での説明になるので、実際の利用料金と説明を受けたときの利用料金が異なっていたりして、あとで困ることが多いからです。
また、訪問販売やテレアポのセールスマンは営業トークが上手い人が多いので、相手のペースで話を聞いてしまうと、その光回線が自分に本当に良いのかどうかじっくりと考える暇もなく契約してしまう可能性もあります。
すべてが悪いわけではありませんが、原則として訪問販売やテレアポでの契約はやめたほうが良いでしょう。
テレアポに関しては、一部の悪質な業者による迷惑電話が問題となったこともあるくらいです。
悪質なテレアポや訪問販売で自分が望まない光回線を契約してしまった場合、クーリングオフ制度を利用したり、消費者センターに相談することになります。
結果的に違約金を支払わずに契約を解除できたとしても、時間と労力を使ってしまうため大変です。
最初から自分が納得できない契約はしないのが一番です。
■ 自分でまったく調べずに契約をする
光回線の契約内容や料金体系、キャッシュバックの条件などは複雑なので、確かに自分で調べるのはストレスです。
また、光回線の種類も少なくないので、その中からどの光回線が自分に一番良いのか調べるのは大変です。
かと言って、自分でまったく調べることもなく契約してしまうのは、これもあとで後悔してしまうパターンです。
特にやめた方が良いのは、知識が全くない状態で家電量販店などのショップに行き、店員さんに光回線を契約しようと思っていると伝えてしまうこと。
訪問販売やテレアポは悪質な代理店が多いですが、ショップもまた注意が必要です。
というのも、ショップはお店の家賃や人件費がかかっているので、当然売り上げを上げることを重視しています。
また、ショップの中には数ある光回線のうち特定のものしか扱っていないところもあり、そのようなお店では当然自分の店で扱っている光回線を勧めてきます。
あまりにも売り上げ重視になっているお店の場合、販売している光回線がお客さんにとってあまり条件のよくないものでも勧めてくることさえあります。
自分にとってどんな光回線が良いのかまったく調べていないと、店員さんの言うままに条件の悪い光回線を契約してしまうことも起こりえますよね。
また、ショップで光回線を契約する場合、不要なオプションをつけられることも少なくありません。
最も多いのが契約してから1ヶ月や2ヶ月は無料というパターン。無料期間中に解約すれば一切お金はかかりません、と言われて勧められます。
確かに無料期間中に解約すればお金はかからないのですが、忙しい現代人、2ヶ月以内にオプションの解約が必要とは言っても忘れてしまいがちです。
そのまま無料期間を過ぎて料金が発生したり、面倒くさくなって何か月もダラダラとオプション料金を支払い続けているケースもよくあります。
そうならないためにも、不要なオプションはしっかりと断るようにしましょう。
■ 契約時には契約内容を細かく確認することが大切
光回線の契約事項はとにかく細かく、契約書には小さな文字で契約内容がびっしりと書かれています。
読むのも嫌になりますよね。
ですが、自分が損しないためにも重要なポイントだけはしっかりと確認するようにしましょう。
ショップで契約する場合、必ず「重要事項説明書類」として契約の大切なポイントをまとめた書類にチェックを入れるようになっています。
これもチェック項目が多いのですが、契約書よりは内容が少なく、わかりやすく書かれています。
重要事項説明書類をしっかりとチェックするだけでも違うので、頑張って確認することをオススメします。
もし納得できないポイントがあれば、遠慮せずに店員さんに確認しましょう。契約の最終段階ではなかなか断りづらい雰囲気もあるかもしれませんが、それでも納得できなければ一度考え直すことも重要です。
光回線を契約してから後悔してしまう方が、あとでもっと大変なことになるからです。