光回線を選ぶときに気を付けたいポイントは?
2018年現在、実に多くの種類の光回線があり、契約しようと思ってもどれを選んでよいのかわからないかもしれません。そんなときにオススメなのは、選ぶ基準をいくつか設定すること。基準を決めれば、条件を満たすものを絞り込めるため、選ぶときの手助けとなります。
光回線を選ぶときに気を付けたい3つのポイントを解説します。
■ 月額基本料金
まず重要なのが、毎月支払う月額料金。
月額料金の違いは、家計に占める通信費に大きく影響してくるので、とても大切です。
月額料金は戸建てタイプかマンションタイプかで変わり、戸建てタイプの方が少し高くなります。
ほとんどの光回線で、戸建てタイプで4743円から5400円、マンションタイプで3450円から4200円の間に設定されています。
主要な光回線の間で月額料金に大きな違いはありませんが、たとえ500円の差であっても、年間で考えたなら6000円と地味に大きな額になってしまいます。
現時点で月額料金が最も安いのはNURO光で4743円、マンションタイプではiSmart光で3450円となっています。
ただし、月額料金だけで光回線の実際の利用料金がどれだけかかるかを判断することはできません。
実際にはキャッシュバックの付与や工事費用などもあるため、それらを加味した上で総合的に判断する必要があるからです。
また、乗り換えで契約する場合は、以前使っていた光回線の違約金を負担してくれる場合もあります。これも実質的に通信費の削減につながるため、考慮するに値します。
■ キャッシュバック
というわけで、光回線を選ぶときに気を付けたい二つ目の基準はキャッシュバックの付与額です。
キャッシュバックの付与額は契約する光回線によって異なりますが、だいたい5000円から40000円の間となります。
光回線の代理店の中には、80000円や90000円などのより高額なキャッシュバックを付与するとしているところもありますが、これには注意が必要です。
というのも、実は過度に高額なキャッシュバックを付与している場合には、有料オプションの加入が必要であったりして、正味のキャッシュバック額が大きく減ってしまうケースがほとんどだからです。
また、キャッシュバックの付与時期も1年後など、条件がかなり悪いことも少なくありません。
そのため、高額キャッシュバックには十分に注意してください。
キャッシュバックの条件が複雑ではない優良なキャッシュバックでどの程度もらえるのかは、やはり公式代理店のキャッシュバック額が参考になります。
どのくらいの額がもらえるのかは同じ光回線であっても契約条件によって異なるため一概には言えませんが、1万円から3万円のキャッシュバックであれば十分に良いといえます。
なお、現時点でキャッシュバックの付与額が最も大きいのはiSmartひかりで、2万円から4万円となっています。
4万円のキャッシュバックをもらえるのであれば、光回線を2年間利用するとして、毎月1667円ほどの割引と同じ。
マンションタイプの光回線なら月額料金が4000円前後なので、実質2300~400円で使えるわけですね。これは大きいです。
■ スマホ割
ソフトバンク光やドコモ光、auひかりなど、大手携帯電話会社が提供する光回線があります。
実は、自分が利用している携帯電話の会社の提供する光回線を利用すると、スマホ割と言って携帯電話料金の割引を受けられます。
割引額は、契約している携帯電話のプランにもよりますが、月額1000円から2000円になります。多くの方が利用している5GBのデータプランだと、1000円程度の割引になります。
携帯電話料金は毎月発生するので、毎月1000円の割引はかなり大きいですね。
キャッシュバックと合わせて考えるなら、毎月2000円の通信費の節約になります。
さらに、スマホ割は光回線を申し込む本人だけでなく、その家族の方も対象となります。
例えば、家族全員がドコモの携帯電話を使っているのであれば、誰か一人がドコモ光を契約すれば、他の家族の方も携帯電話料金が割引されます。
家計に占める通信費の割合は決して小さくありませんが、家族全員にスマホ割が適用されれば、大きく通信費を下げることができますね。
特に家族全員で同じ会社の携帯電話を使っている場合は、スマホ割を利用できる光回線を選ぶとよいです。
■ 光回線を選ぶときに気を付けたい3つのポイント
まとめます。光回線を選ぶときに特に気を付けるポイントとして、次の3点は特に重視しましょう。
① 毎月の基本料金
② キャッシュバック
③ スマホ割が利用できるか
この3つを注意するだけでも光回線(と携帯電話)の利用料金を大きく減らすことができます。
毎月支払う額の差はちいさくても、1年や2年の長期間で考えるなら結構な額になります。
他にも、工事費の支払いや違約金など、考えておいたほうがよい項目はありますが、まずは上記の3つのポイントを押さえておき、それから判断したのでは良いでしょう。
複数の項目を一度に判断しようとすると混乱して、結局は選べなくなってしまいますからね。