インターネットを始めて契約する方向けー賃貸アパートでインターネットを始めるときの5つの選択肢
一人暮らしを始める方はいろいろな用意をする必要がありますよね。インターネットの契約もその一つです。
自分でインターネットを契約した経験のない方は、初めての契約には不安があるかもしれません。実際、インターネット回線の種類はたくさんありますし、ウェブサイトで調べたり店舗で説明を聞くと、聞きなれない言葉が一杯出てきます。
今回は賃貸アパートで一人暮らしを始める方向けの記事です。どのようなインターネット回線があるのか、基本的な5つの選択肢について分かりやすくまとめました。
インターネット回線の選択肢①-インターネット完備の物件ならそもそも契約不要
実は、最近では最初からインターネットが用意されている物件も増えています。大家さんや不動産屋さんに、これから住み始める物件がインターネット完備かどうか聞いてみてください。
もし、インターネットが備え付けられているならラッキー。
実際に部屋に住み始めたら、パソコンを開いてWifiを設定したり、LANケーブルを差し込むだけでインターネットが使えます。 利用料金は家賃に含まれているか無料の場合が多いようです。
インターネット回線が最初から用意されている物件だと、本当に手間要らずです。自分でインターネットの契約をするのが不安な方は、インターネット完備の物件を探すのがオススメです。
インターネット回線の選択肢②-自分で契約するならまず光回線を候補にしよう
住み始めるアパートやマンションにインターネットが備わっていない場合、自分でインターネット回線を契約する必要があります。
多くの方にとって一番の選択肢となるのは、光回線です。
光回線は光ファイバーケーブルを使ったインターネット回線で、回線速度が速く、通信も安定しています。また、キャッシュバックやスマホ割などの割引キャンペーンも充実しています。自宅である程度の時間以上インターネットを使うというのであれば光回線が最もオススメです。
光回線を契約するときのポイント1―最初に回線工事が必要
光回線を申し込んだ場合、利用を始めるにあたって自宅に回線工事が必要となります。回線工事自体はすぐに終わりますが、工事の予約から実際の施工までは結構時間がかかり、2~3週間ほど待つことになります。その間はインターネットは利用できません。引っ越ししてすぐに光回線を利用したい方は、この待ち時間も考慮してください。特に、3月の引っ越しシーズンには、1ヶ月以上待たされることもあるので要注意です。
光回線を契約するときのポイント2―スマホ割に対応した光回線を選ぼう
光回線にはスマホ割と呼ばれる割引があります。これは、光回線と提携している携帯電話会社の携帯電話を使っていれば、月額数百円から2000円程度、携帯電話料金が割引になるものです。例えば、大手携帯キャリアのスマホを5GBのデータプランで使っている場合、月額1000円の割引になります。スマホ割による割引効果は非常に大きく、月1000円の割引なら2年間で2万4000円の割引です。ですので、光回線を選ぶときは、自分の使っている携帯電話にスマホ割が適用されるものを選ぶことが基本です。
インターネット回線の選択肢③-ケーブルテレビとセットでインターネットを契約する
映画やドラマ、ドキュメンタリーやアニメ、スポーツなど、さまざまな番組が見れるケーブルテレビ。テレビを見るのが好きな方は一人暮らしを始めるときに加入を考えるかもしれませんね。
実は、ケーブルテレビに加入すると同時にインターネットを契約することができます。ケーブルテレビ回線を利用したインターネットをCATVと言ったりもしますが、ケーブルテレビとインターネットのセットで料金が安くなるのがメリットです。
また、アパート・マンションがケーブルテレビに加入済みとなっている場合、そのままケーブルテレビとインターネットが利用できることもあります。
ただし、ケーブルテレビ回線を使ったインターネットは光回線よりもスペックが低くなります。ですので、インターネットをメインに考えているのであれば、インターネット目的でCATVに加入することはあまりオススメできません。
インターネット回線の選択肢④-どこでもインターネットを利用できるモバイルWifi
モバイルWifiは持ち運び可能な小型のルーターを使ってインターネットに接続します。
ルーターの大きさはカバンやポケットに入るサイズで、電波さえ届けばカフェでも公園でもインターネットができます。
端末さえあればネットに接続できるので、光回線のように手間と時間とお金のかかる回線工事が不要で、契約すればすぐに利用できるのがメリットです。また、利用料金も光回線と同じか安くなります。
デメリットとしては光回線と比べれば通信速度が劣っていること。モバイルWIfiの回線速度は光回線の4割から7割となっています。また、モバイルWIfiを使う場所によっては通信が安定しないこともあります。
加えて、光回線にはない通信速度制限の問題もあります。
ですが、通常のネット利用であれば、回線速度も通信の安定性も十分快適に使えるレベルです。通信速度制限も、例えば3日間で10GBまでとそこまで厳しくありません。
それほどインターネットは使わないという方には、モバイルWifiの方が光回線よりも契約手続きが楽で利用料金も安く、検討する価値があります。
インターネット回線の選択肢⑤-スマホなどの携帯電話で利用できるテザリング
テザリングはiPhoneなどのスマートフォンを中継してインターネットに接続する方法です。
データプランを契約しているスマホがあれば、ノートPCやタブレットをインターネットに接続できます。
最も手軽にインターネットに接続できる方法ですが、スマホのパケットを大きく消費してしまうのが難点です。特に動画などを視聴すると、あっという間にパケットがなくなります。
また、テザリング中はスマートフォンのバッテリー消費量が増えてしまうため、いつの間にか携帯の電源が落ちてしまうということも。
テザリングは長時間の利用には適していません。
ほとんどインターネットを使わない方が、たまにパソコンやタブレットをネット接続する分には良いのですが、日常的にインターネットを使うという方にはまずオススメできません。あくまで補助的な使い方にとどめるのが良いでしょう。
以上、賃貸アパート・マンションで一人暮らしを始める方が、インターネットを契約するときに最も一般的な5つの選択肢についてご紹介しました。
結論を言えば、物件に最初からインターネットが備わっている場合は、そのまま利用すれば良いです。
そうでない場合は、日常的によくインターネットを使うのであれば光回線、ケーブルテレビの視聴がメインなのであればCATVが選択肢となります。
また、あまりインターネットを使わないのであれば、料金が安いモバイルWifiを選択肢に入れてもよいでしょう。 テザリングに関しては、パケットとバッテリーの消費が大きいので、あくまで限定的な使い方に留めるのがオススメです。