固定電話番号をお得に持つ方法ーオススメは光電話
以前は各家庭にひとつはあった固定電話。ですが、携帯電話の普及によって、固定電話を持つ家庭は減ってきています。 さらに、LINEやSkypeなどのコミュニケーションアプリの発達によって、携帯電話の通話機能すら使わないという人も増えています。
こうなるとほとんど無用の存在となった感すらある固定電話ですが、実はまだまだ需要はあります。 例えば、会社を経営する場合、固定電話番号があった方が社会的な信用は高くなります。また、実店舗を営業する場合には、お客さんからの問い合わせなど、やはり固定電話番号があった方が便利ですね。
固定電話番号を持つ3つの方法をご紹介します。
■ 固定電話番号を持つ3つの方法
現在利用できる固定電話番号を持つための方法としては、主に三つあります。
① アナログ電話に加入する
② 転送電話サービスを利用する
③ 光電話に加入する
① アナログ電話に加入する
アナログ電話はNTTが提供する固定電話です。昔から使われている、まさに固定電話の代表的な存在ですね。 アナログ電話の仕組みは、自宅に電話回線を引き込むことで電話が利用できるようになります。
料金に関しては、通話の頻度にかかわらず毎月支払う基本料金と、通話ごとに発生する通話料があります。基本料金と通話料の合計が毎月支払う電話代となります。
気になる基本料金ですが、毎月1700円となっています。通話料は、一般電話にかける場合は3分につき8円から80円、携帯電話にかける場合は1分につき20円から40円です。
一般電話にかけるときは、自宅から電話相手の住所までの距離によって通話料が変わります。例えば、隣の家なら8円で住みますが、遠く離れた他県にかけるほど高くなります。最大で80円というわけです。
また、携帯電話の場合は電話先のキャリアによって通話料が変わり、docomoが20円、auとワイモバイルが30円、そしてソフトバンクが40円となります。
さらにアナログ電話の契約時には、加入権の購入という名目で初期費用30000円が発生します。 アナログ電話のメリットは最も信頼性が高いことです。
昔からずっと使われている固定電話なので、アナログ電話の電話番号は「ちゃんとした番号だな」という印象を持たれやすいです。
一方、デメリットとしては上に書いたように利用料金の高さが挙げられます。
毎月1700円の基本料金は必ず発生します。また、通話料も高く、例えばdocomoの携帯電話に30分かけると、それだけで600円(20円×30分)かかります。ソフトバンクなら2倍の1200円です。
アナログ電話は、コストは二の次で社会的な信用を重視したい会社や、固定電話番号を持つのにコストを払っても良いという会社にはオススメです。
ですが、なるべく電話料金は安く済ませたい場合や、固定電話の利用頻度が低い場合にはオススメできません。
② 転送電話サービスを利用する
転送電話サービスとは、固定電話の番号を取得し、実際に電話があった場合には携帯電話や他の固定回線に転送してもらうサービスです。
ポイントは、固定電話の番号を持つことはできますが、電話としての機能は使えないということ。
基本料金は月額998円、通話料は30分12円です。また、転送料金が別途かかり、固定電話に転送する場合は3分9円、携帯電話の場合は1分18円の負担となります。
また、契約時には初期費用として3000円かかります。
転送電話サービスも決して料金は安くないのですが、アナログ電話よりは負担は小さくなっています。
ですので、ある程度安い料金で固定電話の番号は持ちたいという場合に便利です。実店舗を持たない会社や小さな会社、フリーランスの方に特にオススメと言えます。
逆に頻繁に固定電話に電話がかかってくる場合は、その都度転送料金が発生するので転送電話サービスはオススメではありません。そのような場合は、アナログ電話か次に説明する光電話がオススメです。
③ 光電話に加入する
光電話は光回線を利用した電話です。アナログ電話が電話回線を介して通話を行うのに対し、光電話では光ファイバーケーブルを介して通話を行います。
光電話のメリットは主に二つあります。 一つ目は通話の質が良いことです。電話回線よりも光回線の方が音声の質が上がり、またノイズも少なくなります。 二つ目は利用料金が安いこと。
アナログ電話も転送電話サービスも通話料が高く、頻繁に電話を使う場合、毎月の電話料金は高額になってしまいます。
一方、光電話は基本料金が月額500円、通話料が固定電話に対して3分8円、携帯電話に対して1分16円と、かなり低く抑えられています。
固定電話番号を持つことができますし、毎月の電話料金も安いので、光電話は現在最もオススメできる固定電話と言えます。 もちろん、ナンバーディスプレイや迷惑電話拒否機能などのオプションも、アナログ電話と同じように利用できます。
光電話のデメリットは、光回線インターネットとのセットでなければ契約できないことです。
とは言え、インターネットがほぼ必須の存在となっている現在、多くの方が自宅にインターネット回線を引いているはずです。
そして光回線は現在最も主流のインターネット回線。
自宅やオフィスに光回線を引いているのであれば、基本料金の500円を支払えばそのまま光電話が使えることになります。 また、現在光回線は利用者を増やすためにキャッシュバックやスマホ割などのさまざまな割引キャンペーンを実施しています。
特にスマホ割は契約者本人だけでなく、その家族の方も割引の対象となり、家族3~4人以上がスマホ割を使えれば、光回線の利用料金はほぼ0円になります。
光回線の基本料金は月額4000~5000円と決して安くはないのですが、キャッシュバックやスマホ割を組み合わせることでかなり下げることができます。
特に、光回線と光電話をセットで申し込めば、光回線とアナログ電話を別々に契約するよりもずっと安くなりますので、固定電話番号を取得したい方には光回線が最もオススメです。