本当のインターネット初心者の方向け!-インターネットの契約時にこれだけは知っておきたい最低知識
光回線にモバイルWifi、キャッシュバックにスマホ割など、インターネット回線を契約しようとすると直面するのがさまざまな用語。 ある程度インターネットに詳しい方なら問題ありませんが、まったくの初心者の方だと嫌になってしまいますよね。
そもそもインターネット回線には、種類や料金プランがたくさんあり、仕組みも複雑です。多少知識があったとしても、すべてを把握するのは不可能。初心者の方が分からないのは当然ですね。 ですが、初心者の方であっても、これだけを理解しておけば少なくとも大きな失敗はしないというポイントはいくつかあります。
■ インターネット初心者の方が知っておきたいインターネット回線の種類
まず最初に抑えておきたいのは、どのようなインターネット回線があるのかということ。 このことを知らなければ、契約する回線を選ぶのはとても大変です。
大きく分けて、インターネット回線には①固定回線と②無線Wifiの二種類があります。 固定回線とは、自宅やオフィスなどに光回線や電話回線などのケーブルを繋ぎ、有線でインターネットに接続するものです。
一方、無線Wifiは「無線」とあるように、ケーブルではなく電波を利用してインターネットに接続します。 固定回線か無線Wifiかの大きな違いは、有線か無線か、つまり物理的なケーブルを使ってインターネットに接続するかどうかです(なお、固定回線でも、ルーターなどの機器さえあれば自宅で無線Wifiを利用することはできます)。 固定回線では、光回線とADSLの二種類が主に利用されています。光回線ではその名前のとおり光ケーブルを使い、ADSLでは電話回線を使っています。
現在では光回線の方が主流となっており、利用者が増えています。電話回線を使ったADSLの利用者は減っているようです。 また、光回線を探していると、「光コラボ」という言葉をよく聞くかもしれませんが、これは光回線の一種です。光コラボは2015年に新しく始まり、光回線の中でも現在利用者が増えています。
キャッシュバックなどの販促キャンペーンも充実しているので、固定回線を契約するのであれば光コラボがオススメです。 一方、無線WifiはWifiルーターと呼ばれる端末を使ってインターネットに接続します。 端末はスマホサイズのものが多く、基本的には持ち運ぶことが可能です。つまり、外でもインターネットが使えるわけですね。
これは固定回線にはない利点です。ただし、Softbank-Airのように外で利用できない無線Wifiもある点には注意してください。
一般的な傾向として、固定回線の方が回線速度が速く通信が安定しているなど、回線スペックが高くなります。また、キャッシュバックなどの販促キャンペーンも充実しています。 その代わり、無線Wifiの方が平均的な月額料金は安くなります。また、外出先でも利用できることも無線Wifiのメリットと言えます。
固定回線と無線Wifiのどちらが良いのかは一概には言えませんが、自宅でインターネットを良く使うというのであれば固定回線がオススメです。月額料金に関しても、キャッシュバックや携帯電話料金が割引になるスマホ割を上手に使えば、無線Wifi並みに下げることも不可能ではありません。
逆に、インターネットはそれほど使わないというのであれば、無線Wifiも選択肢となります。 回線スペックは確かに固定回線の方が良いのですが、ウェブサイトを閲覧したり、動画を見たりするようなライトな使い方であれば、無線Wifiでも十分です。
■ インターネット初心者の方が知っておきたい契約時の初期費用
インターネット回線の基本的な種類を理解したところで、初心者の方が次に知っておきたいのは契約時の初期費用です。 光回線にしろ、無線Wifiにしろ、インターネット回線の料金プランは本当に複雑です。
よく理解せずに契約したり、店員さんの勧めるままに有料オプションを申し込んでしまうと、予想以上に支払い額が大きくなって驚いてしまうことになります。
そうならないためにも、契約時にどのような料金が発生するのか確実に理解しておきましょう。 契約するインターネット回線の種類や、契約する販売店によって細かい部分は異なりますが、具体的には以下の料金が発生します。
① 申し込み手数料
事務手数料などの名目で発生する費用です。固定回線の場合は3000円が多いですが、無線Wifiの場合はもっと安くなる場合もあります。 申し込み手数料は契約時の初回のみ発生します。
② 基本料金
インターネット回線を使うための利用料金で、毎月支払うものです。固定回線なら月額4000円から6000円、無線Wifiなら3000円から4000円程度が相場です。 契約後は、この基本料金にオプション料金や工事費・端末購入費の分割払い分を加えたものが、毎月支払う利用料金となります。
また、最後に詳しく説明しますが、キャッシュバックやスマホ割による割引があれば、基本料金を下げることができます。 インターネットの利用料金は毎月発生するので、この基本料金がどれ位になるか把握しておくことは、特に重要です。
③ 工事費
固定回線を契約する場合、自宅やオフィスに回線を繋ぐための回線工事が必要となります。 契約する固定回線の種類や建物の状況によっては回線工事が不要な場合もありますが、現在主要な光回線では回線工事はほとんどの場合必須です。
そして、回線工事に伴って工事費の支払いが発生します。工事費の額は事業者によって異なり、1万円から4万円程度と幅があります。
工事費の支払いは分割払いとなることが多いので、毎月の利用料金にプラスして支払います。なお、光回線の販売店が行っている販促キャンペーンに、工事費が無料になるというものがあります。上手に工事費無料キャンペーンを使えば、工事費を支払わずに済むことも可能です。
④ オプション料金
インターネット回線の契約時に何らかのオプションサービスを付ける場合があります。有料オプションの場合、その分の料金が追加でかかります。
⑤ 端末購入代・レンタル代
固定回線の場合にはあまりありませんが、無線Wifiの場合、Wifiルーターの購入代金やレンタル代金が発生することがあります。 購入代金やレンタル代は分割払いになることが多く、毎月の利用料金にプラスして支払います。
インターネット回線の契約時の初期費用は、上に挙げた5つの費用を合計した総額になります。
このように、インターネット回線には工事費や端末購入代、有料オプションなどさまざまな名目で料金が発生するのですが、同時にさまざまな割引もあります。 例えば、光回線では新規や乗り換えで契約すると2万円から5万円のキャッシュバックが貰えます。
また、スマホ割と言って、光回線と提携している携帯電話会社の携帯電話を利用すれば、毎月500円から2000円の割引を受けられます。割引になるのは携帯電話料金なので、インターネット回線の料金が下がるわけではありませんが、実質的な割引と言えますね。
キャッシュバックとスマホ割の二つは、インターネット回線の料金の減額に大きく貢献するので、初心者の方であってもどれ位の割引になるのかしっかりと把握してから契約を行いましょう。