ソフトバンク光は本当にオススメできる光コラボ？－ソフトバンク携帯ユーザーの方にはとてもお得！

ソフトバンク光はその名前のとおり、携帯電話会社のソフトバンクが提供している光コラボです。 2015年3月1日にサービスが始まったソフトバンク光は、2018年時点で利用者の多い光回線のベスト４になっています。たくさんの光回線が存在する中、ベスト4となっているのは人気の高さが伺えますね。

一方で、ソフトバンク光に対しては「料金が高い」とか、「回線速度が遅い」という不満の声もあります。 果たしてソフトバンク光は本当にオススメできる光回線なのか、検討してみましょう。

■　ソフトバンク光の月額料金は安い？高い？

まず、最初に検討するのは月額料金。 回線の月額料金が高いか安いかは、固定費である通信費に直接関わってくるので、とても重要ですね。 ソフトバンク光の月額料金は戸建てタイプ(2年自動更新)で5200円、マンションタイプで3800円となっています。 戸建てタイプには5年自動更新プランもあり、この場合は月額4700円となります。

結論から言えば、ソフトバンク光の月額料金は他の光回線とほとんど変わりません。 他社の光回線の月額料金の相場は戸建てで5000円前後、マンションタイプで4000円前後です。 基本料金はどの光回線もほとんど変わらない額ですが、最終的な支払い額に差がつくのはキャッシュバックとスマホ割です。

キャッシュバックの額は同じ光回線であっても申し込む代理店によって変わってきますが、光回線ごとのキャッシュバック額の違いも大きいです。 ソフトバンク光の標準的なキャッシュバック額は30000円となっています。 これは1年間で考えると月額25000円、2年間なら月額1250円の割引に等しくなります。 当然、キャッシュバックの額が大きいほど、実質的な毎月の支払い額も少なくなります。

また、光回線の利用料金はスマホ割(ソフトバンク光では「おうち割　光セット」と呼ばれています)によっても割引されます。 ソフトバンク光であれば、ソフトバンクの携帯電話を利用していれば毎月500円または1000円、携帯電話料金が安くなります。割引額は契約している携帯電話のデータプランによって決まります。

多くの方が利用している5GBのデータプランであれば、毎月1000円の割引になります。 30000円のキャッシュバックと合わせて考えるなら、1年間で毎月3500円(キャッシュバックの月割2500円＋スマホ割の1000円)の割引となり、戸建てタイプなら実質的に1700円、マンションタイプなら何と300円という価格で利用できるわけですね。

と言いたいところですが、ここまで安くなるとさすがにソフトバンクも大変です。実際にはスマホ割の利用にオプション加入が条件となっており、オプションの利用料金分だけもう少し月額料金は上がります。 スマホ割の適用を受けるためには、3つのオプションに加入する必要があります。

3つのオプションとは、光BBユニット、Wi-fｉマルチパック、ホワイト光電話／光電話（N）＋BBフォン／ BBフォンです。 それぞれ個別に加入するとオプション料金が月額2000円になるので逆に損をしてしまいますが、3つセットで申し込む場合は月額500円になります。

スマホ割の割引額が1000円とすると、3つのオプションの利用料金を差し引いても500円の割引になります。 30000円のキャッシュバック分も含めるなら、1年間なら毎月3000円の割引で、2年間なら月額1750円の割引になります。 1年間で考えると戸建てタイプなら2200円、マンションタイプなら800円で利用できる計算になり、かなり安い金額で光回線を利用できることになります。

■　ソフトバンク光はソフトバンク携帯ユーザーの方には大変お得

ソフトバンク光を割安料金で利用できるのは、30000円のキャッシュバックを貰い、さらに毎月1000円割引のスマホ割が適用される場合です。 キャッシュバックは基本的な条件を満たせば誰でも貰うことができますので、差がつくのはスマホ割が使えるかどうかです。

この点、ソフトバンク以外の携帯電話を使っている方は、ソフトバンク光を使うメリットが少ないことになります。 また、ソフトバンク携帯を使っている方が他社の光回線を契約し、キャッシュバック額が30000円より安かったり、スマホ割が使えなかったりすると、ソフトバンク光よりも多くの月額料金を支払うことになります。

ソフトバンク光は、ソフトバンク携帯を使っている方にこそお得な光回線です。 さらに、ソフトバンク光のスマホ割は契約者本人の他に、その家族の方がソフトバンク携帯を使っている場合にもそれぞれに適用されます。 家族で3人以上の方にスマホ割が適用されると、実質的な光回線の料金を月額0円にすることも可能です。

■　ソフトバンク光の回線速度と通信の安定性は他社の光回線と変わらない

最後に、回線速度と通信の安定性について説明しておきます。 ソフトバンク光の回線速度は「下り最大1Gbps」となっており、これはauひかりやドコモ光、フレッツ光など、他社の光回線と同じです(唯一、Nuro光のみ下り最大2Gbps)。

もちろん、これは最大値ですので実際の速度はもっと遅くなり、最大速度の10%から30%程度になります。それでも、通常インターネットを使用する分には十分な速さです。

また、通信の安定性についても基本的には他社の光回線と変わりません。 というのも、光コラボであるソフトバンク光はNTTの回線設備を利用しており、この点で他の光コラボやフレッツ光と同じだからです。 そのため、ソフトバンク光そのものが原因となって回線が安定しないケースは少ないと言っていいでしょう。

回線速度が遅くなったり、通信が不安定になるのは、他の環境要因が原因となっていることが多いです。 例えば、マンションで利用する場合、多くの人がインターネットを使う時間帯に通信が不安定になることがあります。これはソフトバンク光が原因と言うよりも、マンションでの配線方式(建物まで光回線を引き、そこから各部屋にLANケーブルでつなぐ方式)が原因となっています。

ソフトバンク光の回線速度や通信の安定性と言ったスペックは他社の光回線と同等です。

ですので、スマホ割が使えるソフトバンク携帯ユーザーの方は、他社の光回線を使うよりも安い料金で利用できるので、ソフトバンク光はお得な光回線です。