実家に注意!オレオレ詐欺だけじゃない!60歳以上の光回線トラブル!
光コラボの契約を巡るトラブルが増えているようです。総務省でも注意を喚起していますし、今年7月には国民生活センターが「消費者からの苦情が年間1万件以上」と発表しました。
ADSLの初期にも高齢者が使わない高速回線を契約してしまったというトラブルが頻発したことがありましたが、今回も被害者の半数は60歳以上の年配者とのこと。実家のご両親が無用なトラブルにあわないようにするためにも、注意してあげてください。ポイントをいくつかご紹介します。
●NTTは勧誘しない。まず断る
光コラボが始まって3年以上。実際に光コラボの勧誘電話を受けた年配者何名かに話を聞いたことがありますが、全員が「契約を変えなくちゃいけないの?」と不安を感じていました。電話をしてくる業者の言うことがよくわからない上に、「NTTの関係者」ということだけははっきりとにおわせてくるんですね。これでは不安を感じて当然です。
実家のご両親が無用なトラブルに巻き込まれないようにするためにも、「NTTは勧誘の電話をしない」ということを教えてあげてください。できれば勧誘の電話をしてきた業者の名前をメモしておいてもらうといいのですが、わからないときは、問答無用で電話を切ってしまったほうがいいくらいです。
●勧誘電話では契約しない
すでに光回線を使ってインターネットを利用しているならば、光コラボで乗り換えたほうが良い場合もあります。たとえばドコモのスマホを使っているなら「ドコモ光」に回線を変えて料金を抑えることも可能です。しかし、すべてのケースでそんなにおいしい話はありません。
高速の光回線は、ある程度のヘビーユーザでなければ、入れてもムダになってしまいます。ご両親が毎日何時間もインターネットに接続したり、画像ファイルを大量に送受信したりする人であれば、光コラボでより有利なサービスに乗り換えることのメリットもあるでしょうが、ときどき使う程度なら光回線も不要なくらいでしょう。はっきり言って過剰性能です。
光コラボの勧誘でよく起きているのが、無用なオプションを勝手につけられてしまうことです。勝手にと言っても、説明の義務がありますからたいてい説明されているのですが、実際に勧誘の電話を受けてみると、これが想像以上にわかりにくいのです。ましてや光コラボなど聞いたこともない人だと、判断不能になってしまうはずです。こんな状態で契約したら、以前より利用料金が高くなるのは間違いないでしょう。
光コラボや回線の乗り換えについて、ある程度知らない人は、勧誘の電話で乗り換えをしないほうがいいのです。回線やプロバイダの乗り換えとはどういうことなのか、光コラボはどんなことなのか、よく調べてから自分で申し込んでも遅くはありません。これは、年齢に関係なく、すべての人に言えることでもあります。
勧誘電話のトラブルや悪徳業者から逃れる方法については、この記事(http://no1-internet.com/column/g056/)にも記してあります。参考にしてください。