今更聞けない、光電話とIP電話は違うの!?
光電話とIP電話って同じようなものだと思っていませんか? 使っていない人には、そんなに大きな違いがないように思われますが、 光電話とIP電話は別のものなのです。
何が違うかというと、まず大きな違いは、通話する際の回線が違います。
光電話は、電話会社の光ファイバーケーブルを利用した通話が可能です。 一方、IP電話は、プロバイダが提供するインターネット回線を利用した通話になります。
今回は、光電話とIP電話の違いを説明したいと思います。
■光電話とは?
フレッツ光のような電話会社などが提供する光ファイバーケーブルを利用した電話です。 インターネットで光回線を利用するのに合わせて電話を光回線にできますよ。 というものです。 月額500円程度で光回線契約と合わせて利用できます。
■光電話のメリット・デメリット
メリット
・電話加入権が不要
自宅に固定電話をひくとなると、電話加入権が必要になりますが、
光電話は加入権なしで。電話番号を取得することが可能です。
・通話料が固定電話より安い
通話料金は固定電話よりも安いです。
光電話は全国一律で3分8円の通話料です。
一方、固定電話は距離によって異なり、市外にかける場合は、3分40円~100円程度かかってしまいます。
・電話番号が残せる
固定電話から光電話に切り替えても、電話番号はそのまま光電話で使うことができます。
もちろん、新たな電話番号にすることも可能です。
・回線が安定
電話会社の光ファイバーケイブルを利用し通話するので、通話の品質が安定していて、外部影響を受けにくいです。
デメリット
・光電話のみの利用契約ができない
光電話だけの契約はできず、光回線を契約した上で、光電話が利用できるようになります。
・停電の時に使えない
そもそも光回線を利用するので、電源が必要になります。
そのため、停電になったらその電源から電気が通らないため利用できません。
プロバイダが提供するインターネット回線を利用した電話です。 050の電話番号で、すぐに判別できます。 プロバイダによりますが、月額300円程度のところが多いです。
■IP電話のメリット・デメリット
メリット
・電話回線を引かなくても電話番号がもてる
わざわざ電話回線をひかなくても固有の電話番号を利用できます。
・通話料が安い
こちらも固定電話よりも通話料は安くなります。全国一律で3分8円の通話料です
しかも、光電話と違って、同じプロバイダ同士だと無料で通話が可能です。
デメリット
・停電の時に使えない
光電話と同じくインターネット回線を利用するので、電源が必要になります。
そのため、停電になったらその電源から電気が通らないため利用できません
・通話品質の不安
外部環境によってインターネットがつながりにくくなるように、IP電話もつながりにくいことがあります。
・電話番号が050になる
これは固定回線をもともともっていた人にはデメリットかもしれません。
光電話であれば、もとの固定回線の電話番号をそのまま光電話で使うことができます。
■最後に
光電話とIP電話は似ていますが、違いがあるということだけ覚えておいてください。 どちらにも固定回線と比較すると似たメリットはありますが、光電話とIP電話でもメリットデメリットが異なりますので、色々検討した上で自分に合った契約をしてください。
今後NTTは、2025年までに、固定電話からIP網への移行を目指しているというニュースが2017年にありました。 また、ナンバーポータビリティサービスの普及もあり、通信と電話は今後どんどん変わっていくと思われます。
2020年の東京オリンピックには5Gと呼ばれる第5世代移動通信の実現を目指しています。今後の通信業界は更に面白くなるでしょう。