光コラボに乗り換えるメリットとデメリットを改めて確認
NURO光やSo-net光、ドコモ光、ソフトバンク光など、さまざまな光回線があります。
かつてはインターネットと言えばフレッツ光が主流でしたが、現在ではこうした光コラボの利用者も増えてきています。
一般的には、長年フレッツ光を利用してきた方が光コラボに乗り換えることはメリットが多いと言われています。
基本的にはそうなのですが、一部にはデメリットもあり、メリットとデメリットの両方を把握しておくことが大切です。
■ 光コラボに乗り換えるメリット
光コラボへの乗り換えによる主要なメリットは次の4つです。
① キャッシュバックが付与される
② 月額料金が安くなる可能性がある
③ スマホ割で携帯電話料金が安くなる
④ インターネットの環境が向上する可能性がある
① キャッシュバックが付与される
<@> まず、一つ目ですが、なんといってもキャッシュバックです。光コラボを乗り換えで契約すると、2万円から4万円程度のキャッシュバックが付与されます。
多くは現金振り込みの形で契約から数か月後に付与されますが、中にはNURO光のようにプレイステーション4やPlayStationVR、ANAやJALのマイレージなど、現金以外の形でのキャッシュバックもあります。
数万円または数万円相当のキャッシュバックであれば、実質的に光コラボの利用料金が大きく割引されることと変わりありません。
② 月額料金が安くなる可能性がある
二つ目は、光コラボに乗り換えることで毎月支払う基本料金が安くなるということ。
契約する光コラボにもよりますが、毎月支払う月額料金はマンションタイプで3800円程度、戸建てタイプで5000円前後となります。
中にはもっと安い光コラボもあります。
現在利用しているインターネット回線の利用料金が光コラボよりも高いのであれば、思い切って乗り換えてしまえばインターネット利用料を下げることができます。
しかも、キャッシュバックも考慮するなら、さらに利用料金の支払い額を下げることも可能です。
③ スマホ割で携帯電話料金が安くなる
自身が契約している携帯電話と同じ会社の光回線(auひかりやドコモ光、ソフトバンク光など)を契約すれば、スマホ割が利用できます。
スマホ割とは、契約している携帯電話のデータ量に応じて、毎月の携帯電話料金が割引になるサービスです。
割引額はだいたい1000円から2000円。多くの方が利用している5GBのデータプランなら、1000円程度の割引となります。
フレッツ光にはこのようなサービスはないので、携帯電話料金を下げたい方は光コラボに乗り換えるとよいです。
キャッシュバックとスマホ割を組み合わせると、大きく通信費を節約することができます。
④ インターネットの環境が向上する可能性がある
最後に、光コラボに乗り換えることでインターネットの利用環境が向上することが挙げられます。
例えば、最近の光コラボでは回線の通信速度は平均1Gbpsが標準となっています(NURO光のみ下り平均2Gbps)。
しかし、昔に契約した光回線には、1Gbpsを下回るものもあります。
利用料金が安くなるうえに通信速度も向上するのであれば、乗り換えてしまった方がずっとお得ですよね。
■ 光コラボに乗り換えるデメリット
光回線から光コラボに乗り換える主要なメリットを4つ見てきましたが、もちろんメリットだけではありません。
中にはデメリットと言えるものもあります。
① 違約金が発生する
② 工事費が発生する
③ 契約期間が延長される
① 違約金が発生する
まず、デメリットとして乗り換える前に使っていた光回線の違約金が発生することです。 違約金の額は会社によって異なりますが、発生する場合は最低でも1万円程度の負担になります。 しかし、光コラボに乗り換える場合にはキャンペーンとして違約金を負担してくれる場合もありますし、上手く更新月に解約すれば違約金は発生しません。② 工事費が発生する
乗り換えであれ新規であれ、光コラボを契約するとインターネットの利用を開始するための回線工事が必要になります。
工事の手続きや立ち会い自体も手間ですが、問題は多くの光コラボで工事費用が発生することです。
工事費は安くて2万円、高い場合には6万円に及ぶこともあります。
ただし、工事費は多くの場合で分割
問題は、工事費の分割払いが終わる前に解約してしまった場合。その場合は、割引も終了し、残っている工事費の残額をすべて支払わなければいけなくなります。
③ 契約期間が延長される
払いを選ぶことができ、さらに毎月分割払い額と同額の割引が適用されることで実質的に「無料」となります。
光回線は携帯電話と同じように最低利用期間(契約期間)が定められています。
一定の期間内に解約すると1万円程度の違約金が発生したり、工事費の分割払いの支払いが残っている場合は、残債が一括で請求されたりしてしまいます。
海外に引っ越すなど、何らかの理由で光回線の利用自体を近いうちにやめたい場合は、光コラボに乗り換えてしまうと契約期間がリセットされ、新たに2年または3年の契約となるためデメリットになってしまいます。